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浅田次郎【プリズンホテル 1-4 夏秋冬春】

あなたは人目のお客様です。

【プリズンホテル】シリーズはもともと徳間書店でされて、単行本の出版時期は1巻(1993年1月)、2巻(1994年8月)、3巻(1995年5月)、4巻(1997年1月)である。浅田次郎の人気作の1つに数えられる。

浅田次郎【プリズンホテル1 夏】 プリズンホテル【1】夏 (解説:草野満代) 70点
 文庫:315ページ 価格:580円 初版:2001年6月

内容(「BOOK」データベースより)
極道小説で売れっ子になった作家・木戸孝之介は驚いた。たった一人の身内で、ヤクザの大親分でもある叔父の仲蔵が温泉リゾートホテルのオーナーになったというのだ。招待されたそのホテルはなんと任侠団体専用。人はそれを「プリズンホテル」と呼ぶ―。熱血ホテルマン、天才シェフ、心中志願の一家…不思議な宿につどう奇妙な人々がくりひろげる、笑いと涙のスペシャル・ツアーへようこそ。

作者の小説の主人公は癖のある人間が多いが、中でもこの木戸孝之介は困った奴だと思う。口が悪く、すぐに暴力を振るう。相手が女子供であっても容赦無し。強い者に弱く、弱い者に強い。ようするに最低の男である。他のキャラクターは面白いものが多いのだが…。この巻に登場する若林隆明氏も好きではない。全体としてまぁまぁというところ。 (読了日:2009年4月15日)

浅田次郎【プリズンホテル2 秋】 プリズンホテル【2】秋 (解説:安藤優子) 80点
 文庫:435ページ 価格:760円 初版:2001年7月

内容(「BOOK」データベースより)
花沢支配人は青ざめた。なんの因果か、今宵、我らが「プリズンホテル」へ投宿するのは、おなじみ任侠大曽根一家御一行様と警視庁青山警察署の酒グセ最悪の慰安旅行団御一行様。そして、いわくありげな旅まわりの元アイドル歌手とその愛人。これは何が起きてもおかしくない…。仲蔵親分の秘めた恋物語も明かされる一泊二日の大騒動。愛憎ぶつかる温泉宿の夜は笑えて、泣けて、眠れない。

前作より洗練された印象。ヤクザと警察が同じホテルに泊まる様は、呉越同舟の緊張感があって良い。「ナベ長」こと渡辺巡査部長の生き様に、胸が打たれた。こういう話を書かせると、浅田次郎はうまい。清子の娘ミカは、とても健気である。歌手とマネージャーのくだりは、海堂尊【ナイチンゲールの沈黙】を連想する。まぁ、あちらほど特殊なことは書いていないが。 (読了日:2009年4月17日)

浅田次郎【プリズンホテル3 冬】 プリズンホテル【3】冬 (解説:雨宮塔子) 75点
 文庫:310ページ 価格:580円 初版:2001年9月

内容(「BOOK」データベースより)
阿部看護婦長、またの名を“血まみれのマリア”は心に決めた。温泉に行こう。雪に埋もれた山奥の一軒宿がいい…。大都会の野戦病院=救命救急センターをあとに、彼女がめざしたのは―なんと我らが「プリズンホテル」。真冬の温泉宿につどうのは、いずれも事情ありのお客人。天才登山家、患者を安楽死させた医師、リストラ寸前の編集者。命への慈しみに満ちた、癒しの宿に今夜も雪が降りつもる。

作品の重要キャラとして救急救命センターのナースが登場。また、世界の氷壁に挑む登山家が登場。前者は海堂尊【ジェネラルルージュの凱旋】、後者は笹本稜平【天空への回廊】を思い出す。よく書けてはいる方だと思うが、本格的な医療もの山岳ものに比べて粗さを感じるのも事実。サチコのエピソードが、とても悲しい。木戸孝之介の気性は丸みを帯びてきて良くなった。 (読了日:2009年4月18日)

浅田次郎【プリズンホテル4 春】 プリズンホテル【4】春 (解説:中井美穂) 85点
 文庫:403ページ 価格:720円 初版:2001年11月

内容(「BOOK」データベースより)
義母の富江は心の底から喜んだ。孝之介が文壇最高の権威「日本文芸大賞」の候補になったというのだ。これでもう思い残すことはない…。忽然と姿を消した富江。その行方を気に病みながらも、孝之介たちは選考結果を待つべく「プリズンホテル」へ。果たして結果はいかに?懲役五十二年の老博徒や演劇母娘など、珍客揃いの温泉宿で、またしても巻き起こる大騒動。笑って泣ける感動の大団円。

最終巻に相応しい内容で、安心して読める。52年の懲役を終えて出所した男には、 【天切り松 闇がたり】の雰囲気を色濃く感じる。個人的に梶板長と服部シェフのやり取りはとても好きなのだが、その結末には涙が出た。4冊を読み終えて、このシリーズを手に取ったことは正解だったと感じる。 (読了日:2009年4月19日)

ちなみに装丁だが、並べてもらえばわかる通り花札の絵を使っている。解説を女性アナウンサー、キャスターが書いていることは興味深い。男が何を書くかは想像がつくし、そしてこういう作品を好きな女性というのは、見た目のカッコ良さや美しさに囚われず人情の機微を知っていそうな気がするからだ。大人が楽しめる小説なのである。

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