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単行本:389ページ 価格:1680円
出版社:角川書店 初版:2006年11月30日
評価:70点
■あらすじ
日本の医療界を震撼させた「バチスタ・スキャンダル」から一年半。その舞台となった東城大学に医学生として通う天馬大吉は、留年を繰り返し既に医学の道をリタイア寸前だった。ある日、幼なじみの新聞記者・別宮葉子から、碧翠院(へきすいいん)桜宮病院に潜入できないかと依頼を受ける。東城大学の近隣病院である桜宮病院は、老人介護センター、ホスピス施設と寺院を一体化させた複合型病院であり、終末医療の最先端施設としてメディアの注目を集めていた。しかし、その経営には黒い噂が絶えないという。天馬は葉子の依頼を受け、看護ボランティアとして桜宮病院に通い始める。
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出版社こそ違えど、【チーム・バチスタの栄光】、【ナイチンゲールの沈黙】、【ジェネラル・ルージュの凱旋】と関連のある作品である。白鳥&姫宮コンビも登場。ただし舞台は東城大学医学部付属病院ではなく、同じ桜宮市にある碧翠院桜宮病院である。名前だけは何度も登場しているので、シリーズ読者にはお馴染みの存在。
登場人物のキャラクターがなかなか面白く、特に主要どころは特徴がよく出ている(逆に何人かの入院患者は影が薄く、紹介の仕方がまずいものもある)。桜宮家の話は興味深いが、東城大学との対立や、彼らとの対決方法云々について読むと首をかしげる。なんとか共存する方向性を見出せなかったものなのだろうか…。主人公に関するエピソードが暗くて、ちょっとへこんだ。またミステリーやエンターテイメントを優先した結果、医療そのものから話のずれていく傾向が強い。全体的に、それなりに面白い作品だとは思う。ただし、シリーズ未読者にはわからない部分が多いので薦められない。 (読了日:2008年11月13日)
作っている人:ガチャピン
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