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映画【アマデウス ディレクターズ・カット】

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映画【アマデウス ディレクターズ・カット】 AMADEUS: DIRECTOR'S CUT
 製作国:アメリカ 上映時間:180分
 製作年:2002年 日本公開:2002年9月7日
 監督:ミロス・フォアマン
 ◇出演
  F・マーレイ・エイブラハム アントニオ・サリエリ
  トム・ハルス ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
  エリザベス・ベリッジ コンスタンツェ・モーツァルト
  ロイ・ドートリス レオポルド・モーツァルト
  ジェフリー・ジョーンズ 皇帝ヨーゼフ二世

  評価:95点


■あらすじ
1823年11月のある晩、ウィーンの街でひとりの老人が発狂して自殺を図り、病院へ運ばれた。この老人は、かつてウィーンで最も尊敬された宮廷音楽家、アントニオ・サリエリ。数週間後、サリエリの告白を聞くために若年の神父・フォーグラーが病室を訪れた。やがて、サリエリの回想が始まった。
イタリアに生まれたサリエリは、作曲家として優れた才能を持っていた。やがて音楽の都ウィーンへ赴き、皇帝ヨーゼフ2世付きの宮廷音楽家になった。そんな順調なサリエリの人生も、天才ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトに出会ったことで狂わされていく。

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稀代の作曲家モーツァルト1984年に公開された【アマデウス】は、過去に2回ほど観たことがある。1度はテレビ地上波でやっていた吹き替え版。また、中学校の音楽の授業で字幕版を見せられた経験もある。ただし160分と長いために、3回に分けられていた。週1回の授業だったので、間延びもいいところ。話の大筋は記憶していたが、特別な印象を持っていなかった。今回改めて観て感じたのは、「基本的に大人向けの映画なのだ」ということ。人間の情念について悩み、葛藤した経験を積んでからの方が、より親しみやすいのではないか。個人的に、昔観た時よりもはるかに面白かった。とりわけ美術と音楽が素晴らしい。

<以下ネタバレ含む>
サリエリ(左)とヨーゼフ二世(右)サリエリのキャラクターは興味深い。モーツァルトのことは人間的には大嫌いだが、その才能を誰よりも高く評価している。彼が人気者になって宮廷で高い地位に就くことを望んではいないが、かといって音楽活動をやめてほしくない(その作品は常にチェックしている)。そして、自身の楽曲をモーツァルトに認めて欲しいと、心底望んでいる。単純に「意地悪」とは言えない感情を抱いているのである。ひたすら神を信じていた彼が、十字架を火にくべるシーンは印象に残る。
彼の仕えるヨーゼフ二世は音楽好きだが、彼自身にあまりセンスはない。しかし、それなりに思考は柔軟で、憎めないキャラクターをしている。とぼけたところが微笑ましい。

モーツァルトは強烈な個性を持っている。行動が幼稚だし、特徴的な笑い方には品がない。素晴らしい才能を持っているが、謙虚さはまるでない。浪費家でもある。サリエリの妨害がなかったとしても、社会的な成功は難しかったかもしれない。レオポルドという厳しそうな父親も登場するが、息子の人間教育は失敗したようだ。
彼の妻コンスタンツェも重要なキャラクターである。幼さを感じさせる顔立ちと巨乳が特徴。彼女もなかなかの浪費家として描かれているが、モーツァルトよりも社会的常識はあるようだ。このディレクターズ・カット版では、彼女に関する重要なシーンが含まれている。

■オリジナル版とディレクターズ・カット版の違い
コンスタンツェ(エリザベス・ベリッジ)皇帝の13歳になる姪エリーザベトの音楽教師を決めるにあたり、皇帝はお気に入りのモーツァルトを推す。だがそれを邪魔したいサリエリは、「公平を期すために審査委員会を設けて選ぶべき」と進言。審査委員はサリエリを含めて3人で、皆モーツァルトが嫌い。審査条件は「作品の提出」だったが、面白くないモーツァルトはそれに応じない。強情な夫を見かねたコンスタンツェは、モーツァルトに無断で楽譜を持ち出し、サリエリの家を訪れる。下書きの一切ない楽譜に描かれた楽曲は、どれも素晴らしいものばかり。しかしすんなりと口添えする気になれないサリエリは、コンスタンツェに「今夜また1人で来い」と告げる。いったんは拒絶したものの、結局言われた通りにするコンスタンツェ。サリエリの前で彼女は服を脱ぐが、何もしないまま追い返されてしまう。結局、モーツァルトは音楽教師に選ばれず、おまけに「相手が女なら、誰であろうと手をつける危険な男」という評判を流される。

ここがなぜ重要かというと、物語の終盤でモーツァルト家にいるサリエリを見た時、コンスタンツェが露骨な拒否反応を示すからである。このシーンを観ていないと「サリエリがモーツァルトに意地悪していたことを、コンスタンツェは根に持っている」とでも解釈するのだろうが、それに加えて「女として恥をかかされた」ことを付け加えねばなるまい。他にディレクターズ・カット版では、モーツァルトが自分を家庭教師として売り込んだり、金策に走ったりする場面が含まれている。

サリエリ(F・マーレイ・エイブラハム)による回想録レクイエムを作曲する場面で、楽譜の代書をしていたサリエリは無上の喜びを感じていたに違いない。彼が追い求め、そして得られなかった「神から与えられた才能」との共同作業ができたのだから。モーツァルトが亡くなった時に、サリエリがまず気にかけたのはレクイエムが未完成に終わったことではないだろうか。

年老いたサリエリは「自分がモーツァルトを殺した」と告白するが、直接手を下したわけではない。それより、「己の嫉妬から、モーツァルトの才能を活かさなかった(=殺してしまった)」ことへの後悔の方が大きいのではないか。ラストシーンで、精神病院の患者たちにサリエリが笑顔を振りまくシーンは秀逸である。上映時間が長いのは疲れるが、間に休憩を挟んで1日で観終えてしまいたい作品。

なお、この映画に描かれたことは多分に誇張されており、必ずしも事実に基づいているわけではないことに注意。色々と研究もされているので、興味のある方はサリエリモーツァルトコンスタンツェといったWikipediaの項目などを参照されたし。こちらのサイトも面白い。 (鑑賞日:2008年7月11日)

予告編(英語)

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