Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
 ※言及リンクを持つ記事からのみ、受け付けています。
http://gachapin99.blog48.fc2.com/tb.php/589-47eb3808

-件のトラックバック

-件のコメント

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

芥川龍之介【地獄変】

あなたは人目のお客様です。

地獄変相図 西光寺(横浜市)蔵 評価:80点

そもそも地獄変とは何かというと、「地獄変相」の略で絵の一種。そこには亡者が地獄で苦しむ様子が描かれていて、地獄絵とも言う。そして地獄の絵があれば天国のもある。浄土変(浄土変相)では、浄土やそこにいる仏・菩薩などの様子が、経典類に従って描かれている。これらは主に、浄土教の布教のために作られたようだ。

芥川龍之介【地獄変】は、1枚の地獄変にまつわる物語である。数ある芥川作品の中でも傑作と名高い。未読の方は青空文庫で読まれたし。その衝撃的な結末ばかり取り上げられるが、実際に読むとまた違った印象を受けるはずだ。

中心人物は堀川の大殿様絵師・良秀良秀の娘(小女房)の3人。この中で最も取り上げられる機会が多いのは良秀で、彼の言動が「芸術家の狂気」云々とよく言われる。しかしそれだけだろうか。

というのも、物語の語り部である家来。私が気になるのは彼である。家来が大殿を尊敬し、良秀を軽蔑していることは明らか。そういう人間の目を通して記されていることを、頭から信用する気になれないのだ。良秀が異常な人物であることは否定しない。しかし大殿もヤバそうな雰囲気が漂っており、語られていない事実がありそうだ。あとは良秀の娘の思いを含めれば、幾通りもの解釈が成り立つ。奥深い作品である。

【地獄変】は芥川が独自に生み出したものではなく、説話集・宇治拾遺物語に収められた絵仏師良秀を元ネタにしている(口語訳)。読んでみると「ああ、こういう部分を参考にしたのだな」と思うのだが、話のインパクトとしては【地獄変】の方が遥かに上。むしろ「絵仏師良秀から、よくもこういう話を書けたものだな」と感心する。この作品が持つ凄味は、これからも語り継がれていくことだろう。 (読了日:2008年1月14日)

この記事を読んだ方は、クリックお願いします→ブログランキング バナー
スポンサーサイト
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
 ※言及リンクを持つ記事からのみ、受け付けています。
http://gachapin99.blog48.fc2.com/tb.php/589-47eb3808

0件のトラックバック

0件のコメント

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

Appendix

Twitter

       過去のログはこちら

各種プルダウンリスト

ベストセレクション

■【書評】
書評格付け400
■【映画】
映画格付け300

文字の拡大・縮小

プロフィール

ガチャピン

作っている人:ガチャピン

東京のIT系企業に勤める男。1977年生まれ。趣味は読書、スポーツ観戦、トレーニング、ブログ、映画鑑賞。

全タイトルを表示

TopHatenar Map

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

クリック募金

管理人へのメール

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。