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垣根諒介【ワイルド・ソウル】

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垣根諒介【ワイルド・ソウル】 単行本:525頁 出版社:幻冬舎
 価格:1995円 初版:2003年8月

 文庫(上):478頁 (下):481頁
 出版社:幻冬舎 価格:各720円
 初版:2006年4月

 第6回大藪春彦賞
 第25回吉川栄治文学新人賞
 第57回日本推理作家協会賞

  評価:85点

■あらすじ
太平洋戦争後の日本で募られた中南米への移住者。外務省の宣伝文句には「耕作に適した土地が用意されており、頑張れば豊かな生活を送れる」と記されていた。多くの人が手を挙げ、九州出身の衛藤もその1人。そして1961(昭和36)年に海を越え、ブラジルへと渡る。だが、長旅を経て辿り着いたアマゾンで彼が目にしたものは、想像を絶する環境であった。

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筆者の作品は以前【ゆりかごで眠れ】を読んだのだが、さほど面白くなかった。その書評でよく見かけたのが「ワイルド・ソウルの方が良かった」という言葉。どんな作品なのか、気になっていた。
長い作品である。文庫本のページ数を見てもらえばわかる通り、大作といっていい枚数だ。話の構成としては、前半がブラジルへ移住してからの日々、後半が21世紀に入ってからの日本、という形。出だしから圧倒されるのは、移民の過酷な暮らしである。よくもそんな場所で生きられるな、と感じるほど厳しい環境。作者は実際に南米で取材をしたそうだが、リアリティに唸らされる。

そもそも、なぜそんな土地に移住することになったのか。戦後の日本は、急激な人口増と食糧難という問題を抱えていた。その解決策として、政府は移民という形で人口を減らしたかった。送り出す人数を増やす為に、景気のいい情報で募集したのである。これが戦後最大級の愚政とも言われる「棄民(きみん)政策」。実にひどい話で、読んでいて気が滅入る。

作品の後半部分では、話の雰囲気が随分と変わる。南米で生き延びた人間達が日本へと戻り、国へ復讐する……というのが枠組み。ジャンルとしてはクライムサスペンスだが、その割にノリが軽くて読みやすい。都合の良すぎる展開や貴子のキャラクターは気になるが、暗かったり血なまぐさい部分が少ない点を評価したい。決着のつけ方もこれでいいだろう。じっくり読書したい人におすすめ。 (読了日:2007年11月4日)

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