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[T34] 「泣き虫しょったんの奇跡」瀬川晶司

「世の中は奇跡で満ちている」。それがこの本を読んだ第一の感想だ。大いに感動し、そして泣いた。     将棋でプロになるのは難しい。奨励会という中で戦い、半年に2人しかプロ棋士にはなれない。瀬川晶司もその戦いの中で敗れ去った一人だ。奨励会には26歳までに...

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瀬川晶司【泣き虫しょったんの奇跡】

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瀬川晶司【泣き虫しょったんの奇跡】 単行本:285p 出版社:講談社
 価格:1575円 初版:2006年4月21日
 2007年
 第53回青少年読書感想文全国コンクール
 高等学校の部 課題図書

  評価:80点

プロ将棋士、瀬川晶司四段の本である。プロ棋士になる為には、まず新進棋士奨励会(通称:奨励会)に参加し、四段に昇格すれば良い。しかし、まず奨励会に入るのが大変なことであり、しかもその中で四段になれるのはごく一握り。満26歳という年齢制限もある。多くの若者達が夢半ばにして去っていく、厳しい世界である。瀬川もその1人で、奨励会時代にどうしても四段に上がることができず、プロへの道を諦めた。しかし、その後学生・社会人時代にアマチュアの大会に参加するようになり、好成績を挙げたことから特別にプロ編入試験が認められた。そういった特例は61年ぶりであり、「閉鎖的な将棋界に新風を吹き込んだ」と話題になった。2005年の話だ。

その瀬川が、己の生い立ちから振り返った内容が本書に記されている。正直なところ、全てが面白いわけではない。幼少の話はさほど興味がわかないし、奨励会時代の話は何となくダラダラしている。しかしながら本書が魅力的なのは、登場する恩師、ライバル、友人達とのエピソードが素晴らしいからである。特に小学校時代の苅間澤大子(かりまさわ・ひろこ)先生が印象に残る。
彼女は子ども達に「私はあなたたちに、人が悲しい時に寄り添ってあげる友だちよりも、その人が喜んでいるときに、よかったねと一緒に喜んであげられる友だちになってほしいな」と語ったそうだが、読んでいて唸らされた。簡単に同情したり、叱咤することは誰にでも出来ると思うが、一緒に喜ぶには相手のことを理解しようという姿勢が必要。成功をやっかむ気持ちもあるだろうし、なかなか難しいことだと思う。他には幼馴染みのライバル渡辺健弥君との話や、将棋の手ほどきを受けた今野靖宣さん、高校時代に恋心を寄せた女の子とのエピソードなどが興味深い。読んでいて何度か泣かされた。

惜しむらくは、話によって文章レベルにバラつきがあること。それと本のタイトルがいけてない。「しょったんはないだろ、しょったんは」という思いがずっと消えなかった。他にアイディアはなかったのだろうか。 (読了日:2007年9月5日)

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「世の中は奇跡で満ちている」。それがこの本を読んだ第一の感想だ。大いに感動し、そして泣いた。     将棋でプロになるのは難しい。奨励会という中で戦い、半年に2人しかプロ棋士にはなれない。瀬川晶司もその戦いの中で敗れ去った一人だ。奨励会には26歳までに...

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