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有川浩【図書館内乱】

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有川浩【図書館内乱】 単行本:362頁 出版社:メディアワークス
 価格:1680円 初版:2006年9月11日

   評価:80点

【図書館戦争】に続く、シリーズ第2弾。基本設定は前作と変化なし。主要キャラ6人のうち、「微笑みの正論家」小松幹久と「毒舌美女」柴崎麻子のエピソードが収録されている。既に笠原郁と堂上篤、手塚光の話が出ていたので、この展開は予想済み。小松の話は甘酸っぱくてなかなかよろしい。聾唖(ろうあ)者についても勉強になった。ただ、これは手塚の時にも感じたことだが、男性心理の浅い部分にしか踏み込めていない気がする。これは女性作家にありがちな問題だ。確かに男は建前を重んじたり、美学に殉じる為につまらない意地を張る生き物。しかし夢や理想だけを見ているわけではなく、もっとドロドロした部分もある。そこをもっとくみ取って欲しかった。

逆に女性キャラについては本音を浮き彫りにしていて、「男が抱くイメージなどしょせん幻想に過ぎない」と言わんばかり。男性読者人気の高い柴崎についても、読み終えた後にまた別の印象を抱く。そのズバズバした切り口を見ると、「これで男がもっと書けたら」と思わずにはいられない。まぁ女性作家には難しい課題かもしれない。逆に男性作家の書く女性で現実とかけはなれたタイプもたくさんいるから、どっちもどっちか。
ともあれ、小牧と柴崎について掘り下げることは、物語にとってはプラスである。郁と堂上の不器用な恋愛だけを見せられては、読んでいる方としても飽きてしまう。こうなると、玄田竜助の青春編にも期待したいところ。

タイトルに「内乱」とあるが、図書館組織内部の対立が大きなテーマになっている。同じ組織であっても考えが1つにまとまらないのは、ある意味仕方ないこと。そういった事情に前作より踏み込んでいて、現実味が増した。 張られた伏線でやや見え透いているものもあるが、話をうまくまとめている。前作が好きだった人ならば、合格点は与えられるレベルだろう。
個人的にもっとも印象に残ったのは柴崎の話。「美人は美人で大変なのだなぁ」と思い、「あの娘はどうなのだろう」と知人の顔を思い浮かべたりした。 (読了日:2007年3月19日)

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