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三浦しをん【まほろ駅前多田便利軒】

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三浦しをん【まほろ駅前多田便利軒】 単行本:334頁 価格:1680円
 出版社:文藝春秋 初版:2006年3月
 第135回(平成18年度上半期)直木賞

   評価:80点

作品の舞台となる「まほろ市」は、東京都の南西部に神奈川県に突き出すような形で存在する架空の街。人口は30万人。描写から見て、モデルが町田市であることは間違いない(作者は同市在住)。まほろ駅前で便利屋を営んでいるのが多田啓介(ただ けいすけ)。年齢は30代半ば。そして、多田の居候で高校時代の同級生である行天春彦(ぎょうてん はるひこ)。この2人を軸にして、物語は進んでいく。

読み始めてしばらくの間は、さほど楽しめなかった。多田や行天の描き方に違和感を抱いていたからだ。いかにも「女が書く男」という印象で、中年男性の汗臭さや生活感に欠けている。浮世離れした行天はもちろん、実直な多田にしても何かが違うのだ。森村富美のイラストが男前に描かれているせいか、友情の描き方にボーイズ・ラブの香りがそこはかとなく漂う。作者はそちら方面が大好きらしいが、大丈夫かこれは…。

しかし、中盤にさしかかるあたりから面白くなる。眠っていた伏線が明らかにされていき、多田や行天の人物像に深みを与える。脇役達も魅力的で、展開のテンポもいい。作品の大きなテーマは「家族」で、それを軸に人と人との付き合いについて考えさせる内容。ただ暴力シーンの迫力は少し物足りず、また星という男を十分に活かせてない気がした。全体的なイメージとしては、「舞台を東京郊外に移し、主人公が中年になった『池袋ウエストゲートパーク』」といったところか。

映像化しやすい作品だと感じた。オリジナルエピソードを幾つか加えれば、連続ドラマにすることも可能だろう。私の考えるキャストは、多田に長瀬智也(TOKIO)。行天にオダギリジョー。この2人でヒット間違いなし。

直木賞を同時受賞した森絵都【風に舞いあがるビニールシート】と比較すると、【風に】の方が出来は良いと思う。それにしても、【まほろ】が受賞してなぜ佐藤多佳子【一瞬の風になれ】が受賞できないのだろう。直木賞の選考基準がよくわからない。 (読了日:2007年3月9日)

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