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有栖川有栖【乱鴉の島】

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有栖川有栖【乱鴉の島】 ありすがわ・ありす らんあのしま

 単行本:368頁 出版社:新潮社
 価格:1785円 初版:2006年6月21日
 2006年『週刊文春ミステリーベスト10』第6位

   評価:65点

一口に「ミステリー作品」といっても、幅広いタイプに分かれる今日の小説。その中で、誰が読んでも「ああ、これはミステリーだね」と感じるのが、「本格ミステリー」と呼ばれる作品である。即ち事件が起きて、探偵役の人間が調査に臨み、最後には犯人を突き止める…という図式。「名探偵 皆を見回し 『さて』といい」という川柳で言い表されるパターン。調査の過程で得た情報は読者に公開されるので、一緒に謎解きをするのが正しい楽しみ方と言えるだろう。この【乱鴉の島】も、そういった本格ミステリー作品の1つ。

探偵役は大学助教授で、臨床犯罪学専攻の火村英生(ひむら・ひでお)。そして、彼に付き添うのは炎村の友人である作家・有栖川有栖。つまりホームズとワトソンの関係である。2人は三重県に観光でやってきたが、手違いから烏島(からすじま)に辿り着く。そこではある詩人を取り巻くグループが滞在していて、一緒に過ごすうちに事件が起きるわけである。

本格ミステリーものを読むのは、実に久しぶり。ゆえに有栖川有栖の作品に接するのは初めてだったにもかかわらず、懐かしい思いにとらわれた。いちいちメモを取ったりはしなかったが、犯人捜しもやってみた。その過程で「犯行可能な人物を絞っていけば最後は1人だけになる」「動機はどうにでもなるから気にしてはいけない」なんていう推理の原則を思い出した。残念ながら、半分くらしか解けなかったが。

推理で与えられる情報や、そこから導き出される犯人は至極まともだと思う。全体的な出来はまぁまぁ。というのも、事件の背景であるとか、登場人物の言動が感傷的すぎるのだ。浮世離れした印象に違和感を覚えてしまう。ライブドア元社長・堀江貴文がモデルと思われる起業家・初芝真治にしても、俗物になりきれていない。また事件が起きるまで随分とゆっくりしていて、展開がもどかしい。楽しさを重視する人には、あまり向かない作品だろう。 (読了日:2007年2月1日)

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