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浅田次郎【椿山課長の七日間】

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浅田次郎【椿山課長の七日間】 単行本:378頁 出版社:朝日新聞社
 初版:2002年9月 価格:1575円

 文庫本:416頁 出版社:朝日新聞社
 初版:2005年9月 価格:630円

   評価:75点

■あらすじ
椿山和昭、46歳。デパートに勤める彼は、日頃の激務がたたり脳溢血で突然死を遂げる。しかし彼には、死にきれない未練があった。その想いを果たす為、現世に舞い戻ってくる。ただし39歳の独身美女という姿と、7日間の期限つきで。別れを伝えることもできなかった人達は、一体どうしているのか。生前縁のあった人を訪ね歩く椿山だったが、そこには驚くべき事実が待ち受けていた。

---------------------------
もともと朝日新聞夕刊に約10ヶ月間連載されていた作品で、単行本出版に際し大幅に加筆・修正された。主人公は椿山だが、彼と共に現世に舞い戻ってきた殺されたヤクザの組長交通事故で亡くなった小学生も主役級の扱い。他にも、登場する脇役キャラにその都度スポットライトを当て、丁寧な描写がされている。新聞連載という形を取っていた為、読者を飽きさせないよう、見せ場を多くしたのだろう。ただ、少々欲張りすぎという印象は受ける。幹の太さと比べて、枝葉を広げすぎてはいないか。通して読んでみると、どこがポイントかわかりにくい。

さすがは浅田次郎というべきか、人を泣かせる文章が実に巧い。登場人物が直面する辛く、厳しい現実。そして、それを包み込む優しさと愛情。このアメとムチのコンビネーションに、読者はやられてしまう。あまりにも「いい人」が登場すると、こんな奴いるわけないだろう、と言いたくなる。しかしそれと同時に、もしいたら素敵だよな、とも思う。ストーリーとかテーマとか関係なしに、登場人物の言動でホロリとさせてしまう。それができる作者の技量は、大したものだ。

大人向けのおとぎ話を気に入るかどうかは、人それぞれ。最後のまとめ方がきれいすぎるところには、少々違和感を覚えた。浅田次郎の作品としては、まぁまぁの出来だろう。気楽に小説を楽しみたい人にはおすすめ。 (読了日:2007年1月9日)

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