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宮部みゆき【孤宿の人】

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宮部みゆき【孤宿の人】 こしゅくのひと
 単行本:(上)405頁 (下)423頁
 出版社:新人物往来社
 価格:各1890円 初版:2005年6月21日

  評価:70点

■あらすじ
時は江戸時代、讃岐・丸海(まるみ)藩。領土は狭く、特別豊かでもない場所である。人々は穏やかな暮らしを送っていたが、藩を揺るがす一大事が起きる。江戸から加賀という罪人が流されてくる事になったのだ。幕府で勘定奉行という要職に就いていた人物であり、受け入れる側としては扱いが難しい。加賀はその犯した所業から、鬼とも悪霊とも噂されていた。やがて丸海藩で不吉な事が次々と起きるようになり…。

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宮部みゆきが時代物を描く時は、これまで江戸を舞台にする事が多かった。しかし、今回は四国である。丸海藩とは歴史上実在せず、丸亀藩をモデルに作者が作ったものだ。

主人公は2人いる。1人は、ほうという10才くらいの少女。生まれは江戸だが、その出自から周りの人々に疎んじられ、丸海藩で暮らすようになった孤児。もう1人は海在(うさ)。年齢は16、17才あたりか。女性ながら、町の保安を司る引手(ひきて)見習いとして働いている。この2人を軸に、物語は進んでいく。
話の雰囲気は、全体的に重くて暗い。悲しいエピソードが多いのだ。また、ストーリーに抑揚が欠けている。特に残念なのは、藩の陰謀に関する描写。それと匂わす箇所は幾つもあるのに、真相が明らかにされずに終わってしまう。期待して読んでいた方としては、肩透かしである。上下巻合わせて800頁以上もある中でまとめられなかったのだから、作者も言い訳はできないだろう。

もっとも、作品に良いところもある。例えば、人々の心情についてとても丁寧に書かれている点。「最初から良い人や悪い人はいない」こと、「人の心には鬼と仏の両方が棲んでいる」ことなどが、作品を通じて描かれている。ほうと周りの人々の会話には、心温まるものが多い。民衆の暮らしについての説明はわかりやすく、文章は全体的に読みやすい。
個人的に雰囲気は好きな作品で、読み終えた時に泣いてしまった。作者の時代物が好きなら、読んでみる価値はある。 (読了日:2006年12月31日)

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