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松坂大輔とポスティング制度

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◆松坂Rソックス決定 入札額60億円 日本球界草刈り場?
 (2006年11月16日 毎日新聞 )

ポスティングシステム(入札制度)での米大リーグ移籍を表明していたプロ野球西武の松坂大輔投手(26)が、5111万1111ドル11セント(約60億円)の最高入札額を投じたレッドソックスに入団することが15日、事実上決まった。その破格の金額とレッドソックスの狙いが話題を呼ぶ一方、入札額の高騰は制度の「ビジネス化」に拍車をかけ、日本球界が大リーグの草刈り場になるとの懸念も出始めている。

■相場高騰の理由 複合的な要因と言うけれど  
大リーグ関係者の間で、イチローの落札額1312万ドル(当時のレートで約14億円)をベースに「1500万~2000万ドルが適正な額」とされていた松坂投手の入札額。それが5111万ドル(約60億円)まで高騰したことには、複合的な要因がある。
笑顔を見せる西武ライオンズ・松坂大輔投手松坂投手は大リーガーが参加した今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で最優秀選手に輝き、評価を高めた。さらに大リーグ最高年俸のアレックス・ロドリゲス内野手(ヤンキース)ら大物を顧客に抱えるらつ腕代理人のスコット・ボラス氏が、「彼の交渉権を獲得することは、石油を掘削できる土地を買うのと同じ」などと相場をあおった。その上レッドソックスは02年に巨人からフリーエージェント(FA)宣言した松井秀喜外野手を宿敵のヤンキースに奪われた経緯がある。松井外野手の獲得で、ヤンキースには日本企業が球場に掲げる看板収入や観客動員などの経済効果が生まれた。そのため「ヤンキースだけには松坂投手を渡したくない」との強い思いが働いたとされる。

もっともレッドソックスの本拠地、フェンウェイパークは収容人員が約3万5000人と少なく、もともと連日満員になっている。まして先発投手は5試合に1度しか登板せず、日本人観光客をあてにした収入アップはさほど見込めないとの見方がある。30日間の独占交渉を経て契約がまとまった場合、複数年契約による年俸総額との合計で、1億ドル(約117億円)を超える可能性がある。その獲得資金を果たして回収できるのか、疑問視する声もある。

松坂獲得に向けた他球団の事情はどうだったのか。日本人に人気のあるマリナーズは、07年オフに契約が切れるイチロー外野手との再契約資金が必要とされ、入札レースから早々と撤退。本命視されたヤンキース、メッツの両球団も、レッドソックスの強い思いには及ばなかった。

■大リーグは活況VS日本球団は経営難では
膨大な獲得資金が必要にもかかわらず、松坂投手の入札に8球団程度が応札することができたのは、大リーグ全体の業績が好調なためだ。「大リーグは今、黄金時代を迎えている。今年の観客動員数は7600万人以上。3年連続で大リーグ記録を更新した。収益は52億ドル(約6084億円)に達し、マーケットが中小規模のチームで経営状況が改善された」と大リーグ機構のセリグ・コミッショナー。今後もどん欲に入札に参加する球団が現れそうだ。

一方で米球界関係者の中には、経営が厳しくなった日本の球団側が、ビジネスとして選手を「売り」に出す動きを強めるのではとの読みもある。今後は最も高値で売れる時に選手を手放そうとして、入団から入札制度で移籍するまでの年数が早まるとの観測だ。大リーグ機構には、世界のアマチュア選手を対象にした「世界ドラフト構想」があるが、入札制度によって日本球界が草刈り場となる恐れがある。

こちらもの笑顔の太田秀和オーナー代行兼球団社長実際、西武の太田秀和球団社長も松坂投手の移籍を認めた理由の一つとして、「球団経営者の立場から考えた」と語った。松坂投手が08年にFA権を行使して海を渡った場合、球団には一銭も入らない。しかし、入札制度なら巨額な移籍金を手にできる。毎年20億円もの赤字を出している西武をはじめ、球団側が「売り」の姿勢に傾くことは避けられない。
ただ、主力選手の相次ぐメジャー流出で懸念されるのは、日本プロ野球のレベル、人気低下への影響だ。今月行われた日米野球で全日本選抜を指揮した楽天の野村克也監督は、「損得が判断基準になったらまずいわな。複雑な心境だよ。一流がいなくなる。つまり、日本のプロ野球のレベルが落ちるわけだよ」と警鐘を鳴らす。

■60億円 西武3年分の赤字に相当
松坂投手自身が「思いもよらない金額」と語ったように、5111万ドル(約60億円)の衝撃は大きかった。今季開幕時の大リーグ全30球団の年俸総額と比べても、ロイヤルズの4729万ドル、ロッキーズの4113万ドルなど5球団を上回る。日本球界に置き換えても、最高額を誇る巨人(約35億円)と、推定年俸3億3000万円の松坂投手を含む西武(約21億円)の今季年俸を全額支払ってもお釣りが来る「ビッグマネー」だ。(中略) 西武球団にとっては、3年分の球団赤字が埋められる計算。太田社長は移籍金の使途について「基本的には選手の補強やファンのため使う」と話しているが、「球界の宝」を手放す見返りは予想以上に大きなものになった。(以下略)

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ここ数日間盛んに報道されている、松坂大輔のボストン・レッドソックス入り。テレビのニュースを見ると、ワンパターンな作りに失望する。「すごい額ですね」というコメントと「レッドソックスの歴史」ばかり。ようするに浅い内容しかない。Yahoo!投票では『松坂大輔投手の落札額、どう思う?』というアンケートを実施し、「高い」という回答が75%だった(結果はこちら)。確かに事前の報道予想よりも高い額だったが、一般的な感覚で60億円を安いと感じる人は稀だろう。あまり意味のないアンケートだと思われる。

それよりもgooで行われた『ポスティング制度で日本球界のこれからは』というアンケートの方が興味深い。このアンケート結果について、幾つか触れようと思う。{「ポスティング制度とは何か」よく知らない方は、まず「ポスティング制度-Wikipedia」及び【プロ野球からメジャーへ行く方法】を読んで欲しい}

◆選手が球団を選べないのはおかしい…16%
これは別におかしくはない。選手が球団を選べたらそれはFAと変わらず、ポスティングである意味がない。やっている事はオークション。最高入札額で落札した球団が交渉の権利を持つのは、当然の事である。そして落札額が不満ならば、日本の球団は断っても構わない。そこに選手の意思は介在しないのだ。人身売買と言われれば、まさにその通り。選手の権利を考えれば、問題の多い制度なのである。
では、なぜポスティング制度はなくならないのか。その理由は毎日の記事にある通り、大リーグが好況で、日本プロ野球が相変わらず赤字だから。商品価値の高い選手をアメリカに売る事は、球団にとって大きな収入源なのである。

◆人気選手がいなくなり寂しい…18.6% プロ野球がつまらなくなった一因だ…14.2%
どちらの意見もごもっとも。野村克也が言う通り、日本野球のレベルが下がる一因になっているのも確かだ。「スター選手がいれば、プロ野球は盛り上がる」とは、よく言われる事だ。しかし、それにも限界がある。例えばイチロー。オリックス・ブルーウェーブに在籍していた1995,96年は、「がんばろうKOBE」を合い言葉に大いに盛り上がった。しかし、その後観客数は減少の一途。成績を残してもお客が増えない事を、イチローは悩んでいた。先ごろ引退した新庄剛志にしてもそう。今年北の大地を熱くさせた北海道日本ハムファイターズ。だが、札幌ドームが満員になった回数は多くない。開幕戦やプレーオフ・日本シリーズ、あとは新庄のパフォーマンスが予告された試合くらいである。来季以降がどうなるかはわからない。

・松坂大輔の思い
松坂も色々思うところがあったようだ。昨シーズン、西武ドームで彼が登板した試合を観た。素晴らしい投球内容で、相手打線は完全に沈黙。ピッチングには鬼気迫るものを感じた。しかし、そんな試合でも西武ドームの観客は少なかった。勝利者インタビューを受けながら「西武ドームは本当に、本当に遠いですけど、また試合を見に来てください」と訴えていた。都心のベッドタウンである埼玉県所沢市にある球場は、立地条件が悪いのだ。

またポスティングの金額を受けて、松坂はこういった発言をしている。「(60億円は)8年間お世話になった恩返しかなと思う。でも(使い道として)選手にはプレーしやすい環境のために、ファンがこの球場に来たいと思ってくれるように改善してほしいです」
特に改善の余地があるのは、西武ドーム。支柱で大屋根を支える構造で自然風が球場内を吹き抜ける「自然との共生」を売りにしているが、その為に「春寒く夏暑い」とファンの間の評価は厳しい。肌寒い春先のための客席内のヒーター設置や、蒸し暑い夏場の冷風の循環設備など、ドーム竣工時からの課題が存在する。もともとあった西武球場に屋根を載せただけなので、色々と問題が多いのだ。それだけに「落札額はそれ(改善)ができる十分な金額だと思えるので、ぜひやってほしいです」と改めて強調した。

太田球団社長は「チームの戦力補強やファンサービスのために使いたい」と話している。しかし「その1割でも補強費とかに使えたらいいね」(球団関係者)というのが、本音のようだ。現在再建中の西武グループとしての決定で、その多くが再建資金に回される可能性が高いらしい。残念ながら、それが現実である。

スポーツを盛り上げる上でスター選手は必要だろう。しかし体制が整っていなければ、そのスター選手も十分には活かせないのではないか。今年の高校野球は斎藤佑樹(早稲田実業→早大?)や田中将大(駒大苫小牧→東北楽天)の活躍で人気となり、「彼らがプロ入りすれば野球は大丈夫だ」という意見もある。しかし、それは読みが甘すぎるのではないだろうか。高校野球人気には、特別な理由がある。たとえ甲子園で活躍した実績があっても、プロで通じるかどうかは別問題。また、何年間も話題になるのは難しいだろう。…もっとも、多くの人にとってそういう状況はどうでもいいのかもしれない。なぜなら、↓の選択肢が最も多いからである。

◆大リーグでの日本人の活躍も見てみたい…24.7%
「見てみたい」とは言っても、恐らくNHK-BSで観る人が大半だろう。読売ジャイアンツの試合中継が減っている今、あるいは大リーグの中継の方が多いかも知れない。関心を持っているのは日本人選手のプレーだけなので、彼らが出ていなければ試合は観ない。ただ試合が行われるのはもっぱら早朝から午前中なので、生中継を観られる人は少ない。となれば、スポーツニュースで観る程度。そして、多くの人はそれで満足なのである。彼らに対し、日本で球場に足繁く通う、選手グッズをよく購入する、CS放送/CATVの有料放送を観る…そういった、「プロ野球に金を落とす人々」は少ない。こういう状況では、日本から米国への選手流出を防ぐ事は難しいだろう。

・ポスティング制度改革案
個人的にはポスティング制度を廃止し、フリーエージェントに必要な期間を9or10→7or8シーズンに減らすべきだと考えている。その為には選手の年俸を抑える事や、裏金廃絶が必要だとも。ただ球団運営側や選手会の思惑を考えると、実現は非常に難しいだろう。しかし、ポスティング制度の改善くらいはできそうだ。
まず行使できる期間は、FA権取得の2シーズン前(7or8)以降とする。そうすれば、毎年選手が「ポスティング行使を求める」云々で揉めなくて済む。次に、入札金額の下限を年俸の200%、上限を800%とする(松坂だと6億6千万~26億4千万円)。こうすれば日本の球団もあまり安売りせずに済み、アメリカの球団も支出を抑えられる。上限いっぱいの球団が複数の場合は、日本人選手が選択可能とする。…少なくとも現状よりはマシだと思うが、いかがだろうか。

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東京のIT系企業に勤める男。1977年生まれ。趣味は読書、スポーツ観戦、トレーニング、ブログ、映画鑑賞。

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