Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
 ※言及リンクを持つ記事からのみ、受け付けています。
http://gachapin99.blog48.fc2.com/tb.php/361-a9656d45

-件のトラックバック

-件のコメント

[C699]

ガチャピンさん、こんばんは~。

映画が上映されると聞いた時に、
「重いテーマを取り扱っているな」
と気になったのですが、原作があったんですね。
興味深いので、読んでみようと思います。

話は変わりますが、
東野圭吾の「容疑者Xの献身」を、ようやく借りられました。
待ちに待った分だけ、じっくり読もうと思っています。

[C700] 海人さん

もともと原作は評価されていましたが、映画で知った方は多い
でしょうね。その宣伝効果は大きいと思います。個人的には
原作の方が好きです。

『容疑者…』は図書館で借りられるまで随分待たされたので
しょうね。ただ作品のテンポが良いので、すぐに読み終わり
そうな気がします。

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

荻原浩【明日の記憶】

あなたは人目のお客様です。

萩原浩【明日の記憶】 単行本:327p 価格:1575円
 出版社:光文社 初版:2004年10月20日

 2005年
  第18回山本周五郎賞 本屋大賞-2位

  評価:90点

■あらすじ
広告代理店に勤める佐伯雅行は50歳。これまで精力的に仕事をこなしてきたが、最近体の不調を感じる事が多くなった。頭痛、めまい、不眠、物忘れ。不安を覚えた佐伯は病院で検査をする。診断の結果は若年性アルツハイマー。彼には仕事があり、妻があり、そして間もなく子供を産む娘がいた。これまでの日常をどうにかつなぎとめようとする佐伯。しかし、記憶は確実にこぼれ落ちていくのだった。

記憶という機能は、3つの段階から成り立っている。即ち「記銘」、「保持」、「追想(あるいは想起)」。言い換えると「新しい事を覚える」「覚えた事をキープする」「覚えた事を思い出す」。これらが衰えると、勉強をしても昔のようにすんなりと覚えられない、暗記した事をすぐに忘れてしまう、好きだった映画の出演者の名前が出てこない…といった現象が起きる。誰しも思い当たる事があるだろう。加齢と共にそういった事が増えていくのは、ある程度仕方のない事だ。だが、アルツハイマーはまた別である。物忘れがどんどん進んでいってしまう病気。やがては生きる事を忘れ、死に至る。現在のところ、薬によって進行を遅らせる事はできても、治す事はできない。

記憶の破壊がどれだけ恐ろしいか、この小説からひしひしと伝わってくる。文章は読みやすいのだが、すらすらと進める事はできなかった。「こういう事が自分や周りの人間に起きたら、どうするだろう」 その事を、本が問いかけてくるからだ。私は時折本を閉じ、目を瞑(つぶ)って考えた。そうせずにはいられなかった。

作品の流れはスムーズ。作品の登場人物や場面もイメージしやすかった。特に佐伯の変化を表現するのに備忘録を用いた事は、良いアイディアだと思う。彼の言葉で印象に残ったものを、幾つか挙げたい。

・かつては自分の体は自分のものだった。しかし、だんだん自分の体に裏切られることが多くなってきた(56p)

・食い物なんかなんだっていい。酒もいらない。自分が自分でなくなっていくかもしれない。そのことに比べたら、どんなことだって我慢できる。(111p)

・本当にやっかいな病気だ。忘れたくないものは忘れてしまうのに、忘れたいことは忘れさせてくれない。(201p)

重いテーマだけにどうまとめるかと思っていたが、最後まで読んでちょっと驚いた。一言でいえば、美しく爽やかな結末。それまでの内容とは趣が異なる為に、不満を感じる方もいるようだ。だが、これはこれでありだと私は思う。ただ、病気の進行があまりにも早い事は気になった。もっと落ち着いた進行にしても良かったのでは。

同じく若年性アルツハイマーをテーマにした作品で、以前映画【私の頭の中の消しゴム】を観たが、この小説の方が胸に訴えてくるものがあった。読み手の年齢や健康状態によって、受け取り方は違うだろう。しかし、読んでおいて損はない1冊だと感じる。

 ■関連記事 映画【明日の記憶】

この記事を読んだ方は、クリックお願いします→ブログランキング バナー
スポンサーサイト
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
 ※言及リンクを持つ記事からのみ、受け付けています。
http://gachapin99.blog48.fc2.com/tb.php/361-a9656d45

0件のトラックバック

2件のコメント

[C699]

ガチャピンさん、こんばんは~。

映画が上映されると聞いた時に、
「重いテーマを取り扱っているな」
と気になったのですが、原作があったんですね。
興味深いので、読んでみようと思います。

話は変わりますが、
東野圭吾の「容疑者Xの献身」を、ようやく借りられました。
待ちに待った分だけ、じっくり読もうと思っています。

[C700] 海人さん

もともと原作は評価されていましたが、映画で知った方は多い
でしょうね。その宣伝効果は大きいと思います。個人的には
原作の方が好きです。

『容疑者…』は図書館で借りられるまで随分待たされたので
しょうね。ただ作品のテンポが良いので、すぐに読み終わり
そうな気がします。

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

Appendix

Twitter

       過去のログはこちら

各種プルダウンリスト

ベストセレクション

■【書評】
書評格付け400
■【映画】
映画格付け300

文字の拡大・縮小

プロフィール

ガチャピン

作っている人:ガチャピン

東京のIT系企業に勤める男。1977年生まれ。趣味は読書、スポーツ観戦、トレーニング、ブログ、映画鑑賞。

全タイトルを表示

TopHatenar Map

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

クリック募金

管理人へのメール

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。