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[C675]

ガチャピンさん、こんばんは~。

「陰陽師」の事を書いてくれて、とても嬉しいです。
映画化された時に興味を持って、
文庫を全部揃える位に、今でも大好きなんです。

清明と博雅のやり取りは、ゆったりとしていて良いですよね。
ほろほろとお酒を飲んだり、ぽろぽろと語ったり。
垣間見える信頼感も心地が良いです。

機会があったら、清明縁の地に行ってみたいと考えているのですが、
少しばかり、想像と違う点もあるみたいです。
もし、機会に恵まれた際には、
そこを踏まえて、がっかりしないように心積もりをして行きます。
  • 2006-10-27
  • 海人
  • URL
  • 編集

[C676] 海人さん

海人さんもこのシリーズがお好きなんですか。確かに映画から
原作に興味を持った方は多いでしょう。

「ほろほろ」という表現も、この作品独特ですね。現代語では
まず遣いませんが、この作品の雰囲気をよく表していると思い
ます。

作品の舞台となった場所に行けるといいですね。実際に目に
する事で、新たな発見があるかもしれません。

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夢枕獏【陰陽師 生成り姫】

あなたは人目のお客様です。

夢枕獏【陰陽師 生成り姫】 ゆめまくら ばく【おんみょうじ なまなりひめ】

 単行本:381p 初版:2000年3月
 出版社:朝日新聞社 価格:1470円

 文庫本:389p 初版:2003年7月
 出版社:文藝春秋 価格:610円

  評価:80点

■あらすじ
まだ、闇が闇として残っていた平安京。人も「鬼」も渾然と存在していた時代に、暗黒の世を鎮め、この世との調和を図る者たちがいた。その名を陰陽師。とりわけ実力者として知られたのが、安倍晴明(あべのせいめい)だった。彼は親友である管弦の名手・源博雅(みなもとのひろまさ)共に、都に起きる様々な怪異に立ち向かっていく。

夢枕獏の小説【陰陽師】シリーズの1つ。1988年に第1弾【陰陽師】が出版されてから、【飛天(ひてん)ノ巻】(1995)、【付喪神(つくもがみ)ノ巻】(1997)、【生成り姫】(2000)、【鳳凰(ほうおう)ノ巻】(2000)、【竜笛(りゅうてき)ノ巻】(2002)、【太極(たいきょく)ノ巻】(2003)、【滝夜叉姫(たきやしゃひめ)上・下】(2005)の計8作品が世に出ている。

広沢池(京都市右京区)。作品に登場する寛朝僧正の遍照寺があった場所。一連の作品は基本的に短編で成り立っており、長編は【生成り姫】と【滝夜叉姫】のみ。【生成り姫】の出版元だけ朝日新聞社で、それ以外は文藝春秋。なぜ1つだけ違うかというと、この作品が新聞連載で書かれていたからである。小説の世界観や登場人物について詳しく書かれており、初心者にとって読みやすい作品に仕上がっている。【生成り姫】の話自体は、書き下ろしではなく、【付喪神ノ巻】に収められた短編『鉄輪(かなわ)』を書き直したものである。ゆえに元の話を知っていると新鮮味はないが、追加されたエピソードがちらほら見られる。そして、読後感は【生成り姫】の方が良い。

このシリーズ最大の魅力は、安倍晴明と源博雅のやり取りだろう。晴明は優れた陰陽師ではあるが、その卓越した能力ゆえに人々から畏怖されている。彼自身、人と交わる事があまり好きではない。それに対し、朴訥とした人柄で率直な物言いをするのが博雅の特徴である。彼は陰陽道について、よくわかっていない。しかし「管弦の道を極めた」と言われる鋭敏な感覚ゆえか、真理を嗅ぎ当てる力を持っている。それによって晴明が助けられる事も少なくない(逆に足を引っ張る事もしばしば)。

酒を酌み交わす源博雅(左)と安倍晴明 (映画【陰陽師】より)作品によく登場するのは「2人が晴明の家で庭を眺めながら、酒を飲んでいる場面」。大抵の物語はそこから始まる。その庭がいい。一見すると野原の一角をそのまま移したかのような空間。だが、ただ草木が生えるに任せているわけではない。様々な植物が植えられ、そこで暮らす生物も過ごしやすいように配慮されているのだ。2人はそこで春は散りゆく桜を、夏は闇に舞う蛍を、秋は白く輝く月を、冬はしずしずと降る雪を愛でつつ、杯を傾ける。熱く語り合う事もあれば、黙ったまま過ごす時もある。博雅が笛を奏で、晴明がじっと聴き入る場面も見られる。……この2人の関係はとてもいい。男同士の友情の理想の形ではないか、と思う。

■陰陽師ブーム

岡野玲子【陰陽師】1巻夢枕獏の小説を原作として、岡野玲子が漫画を執筆。人気となり、陰陽師ブームのきっかけとなった。その後晴明:野村萬斎、博雅:伊藤英明で映画化され、【陰陽師】(2001)【陰陽師 Ⅱ】(2003)が公開された。また2001年には晴明:稲垣吾郎、博雅:杉本哲太でドラマ化。【ドラマDモード 陰陽師】としてNHK総合テレビが放送した。{余談だが、本放送終了後に稲垣吾郎が逮捕されてしまった為に同チャンネルでの再放送が中止になった}
ブームが起きたのは2000年頃で、女性中心の人気であった。当時は京都市にある晴明神社にも、大勢の人々が訪れたと聞く。そのニュースを聞いた時は、妙な気持ちになったものだ。神社のすぐ近くに友人の家があったので、どういう所かは知っている。私が京都にいた頃は、特別人気のある場所ではなかった(と思う)。ブームの影響力は大きい。

また神社の近くには、戻橋(もどりばし)という、これも晴明ゆかりの場所がある。地理的には洛中と洛外、つまり平安京の中と外を分ける橋。京都御所から西へ歩いて10分ほどの所に架けられている。そして名前には、「あの世とこの世をつなぐ橋」という伝説が残っている。私も以前ここ訪れた。時は夕刻、いわゆる逢う魔が時。しばらく佇み橋の下も覗いてみたが、何も不思議な事は起こらず。ちと残念。
もっとも、あまり長くは滞在したくない場所だった。というのも、すぐ近くを通っている堀川通りは幹線道路の1つ。車がガンガン走っており、その騒音や排ガスに情緒はかき消されていた。現在の街並みから千年昔の都に思いを馳せるのも、なかなか難しいものだ。浪漫というのは現実ではなく、想像の中にこそ生まれるのかもしれない。

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[C675]

ガチャピンさん、こんばんは~。

「陰陽師」の事を書いてくれて、とても嬉しいです。
映画化された時に興味を持って、
文庫を全部揃える位に、今でも大好きなんです。

清明と博雅のやり取りは、ゆったりとしていて良いですよね。
ほろほろとお酒を飲んだり、ぽろぽろと語ったり。
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  • 2006-10-27
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[C676] 海人さん

海人さんもこのシリーズがお好きなんですか。確かに映画から
原作に興味を持った方は多いでしょう。

「ほろほろ」という表現も、この作品独特ですね。現代語では
まず遣いませんが、この作品の雰囲気をよく表していると思い
ます。

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