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オシムジャパンと日本サッカー

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イビツァ・オシムが日本代表監督に就任してから、2ヶ月余り。これまでの取り組みについて考えてみたい。召集された選手は34人。その中で初代表は22名と、全体的にフレッシュな顔ぶれとなっている。ドイツW杯に参加したメンバーは7人。クラブごとの内訳は、J1屈指の強豪・浦和が最多の7人。次いで自身が監督を務めていた千葉の6人と続く。34人全員がJ1クラブに所属し、特に「年齢が25歳未満で、強豪クラブのレギュラー」は選ばれやすい傾向にある。前任者のジーコと比べて、オシムが国内リーグを重視している事が窺える。そういった選手達で構成されたチームが、5試合を戦った。結果は表の通りだが、その内容から何が見えるだろうか。

監督の能力、ではない。それを判断するには時期尚早だ。サッカーではたとえ良い監督が来ても、すぐにチームが強くなるわけではない。クラブであればトレーニングに時間をかけたり、能力の高い外国人選手を獲得できる。しかし代表にはそういった自由はない。代表監督の主な仕事は選手を育てる事ではなく、選手の組み合わせを考える事なのだ。では、監督が交代した直後の代表から何がわかるか。それは、国のサッカーのレベルである。

前述の通りJ1に所属する選手しか試合に出ていないので、まずJリーグのレベルを考えてみよう。毎節激しい戦いを繰り広げている選手達が、国際試合に舞台を移すと良いプレーを見せられない。これはなぜか。残念ながら、現在のJリーグのレベルは低いのである。停滞、もしくは下降していると言ってもいい。

ガーナ戦後、記者会見に臨むオシム監督その事を示すのが、AFCチャンピオンズリーグ(以下AFC-CL)の成績だ。これは2002年に創設された、アジアのクラブNo.1を決める大会。28のクラブが4チームずつ7組に分かれてグループリーグを戦い、各組1位と前年度優勝クラブを合わせた計8チームで決勝トーナメントを行う、という方式である。日本からは毎年2チーム(J1の年間優勝&天皇杯優勝クラブ)が参加している。しかし過去4年間、グループリーグを突破した事は1度もない。2003、04年とJ1を連覇した横浜Fマリノスは並々ならぬ意気込みで05年の大会に臨んだが、やはりダメだった。試合が始まるのは2月もしくは3月と、オフシーズンが明けてからすぐ。Jリーグの日程を考えると、日本のクラブにとって不利なのは確かである。だが、「アジアで勝てないクラブが王者になれるリーグ=Jリーグのレベル」と考えると、そこを母体とした日本代表は世界を相手に勝つ事ができるのか。その答えは言うまでもないだろう。AFC-CLの前身であるアジアクラブ選手権アジアカップウィナーズカップで、日本のクラブが好成績をあげていた時代もあった。しかし、それもせいぜい2000年頃まで。21世紀に入ってから、国際競争力は落ちているのだ。

この現状を打破する為に、クラブはもちろんリーグ全体がアジアで勝つ事を考えなくてはいけない。AFC-CLを制し、12月に行われるクラブW杯に出場するようなクラブが現れた時、Jリーグと日本代表のレベルは上がっている事だろう。開催国枠を主張しなくとも、実力で出場権を勝ち取れるようになって欲しいものだ。{余談だが、日本から天皇杯優勝クラブが出場する事に疑問を感じる。同じトーナメントでも、一発勝負の天皇杯よりホーム&アウェイで戦うJリーグ(ナビスコ)カップの方が、クラブの実力が反映される。そちらを出場させるべきではないか}

いずれ召集されるであろう松井大輔。彼はチームに何をもたらすのか。続いて、若手選手のレベルを考える(サッカーでいう若手とは23歳以下が一般的)。各年代(U-17、U-20、U-23)ごとの国際大会の成績を調べてみた。飛び抜けて優れていたのは、1999年にナイジェリアで行われたワールドユース(現U-20W杯)。日本は準優勝を果たし、この時のメンバーには小野伸二、稲本潤一、高原直泰、中田浩二、小笠原満男、遠藤保仁、本山雅志、加地亮といった、後にA代表の中心となる選手がいた。いわゆる黄金世代である。だが、その後彼らに続く世代が出てきていない。世代というより、目立つ選手が少ない。

欧州組を見ても、それは明らかだ。オシムは「クラブのレギュラーとしてプレーしている事」を代表入りの条件として掲げているが、それをクリアしているのは現在5人。中村俊輔(セルティック/スコットランド)、松井大輔(ル・マン/フランス)、高原直泰(フランクフルト/ドイツ)、中田浩二(バーゼル/スイス)、稲本潤一(ガラタサライ/トルコ)。この中で最も若いのは松井だが、既に25歳。彼より下でいないのが、寂しいところだ。サッカーバブルはとうに弾けていて、日本人の海外移籍は難しくなっている。わざわざ高い金を払ってEU国籍を持たない選手を獲得するクラブは、そうそうあるものではない。だが、海外でプレーする選手が増えない事には、日本サッカーの成長はないだろう。高い意識を持って取り組んでいって欲しい。

話を現在のA代表に戻そう。オシムが今取り組んでいる事は「Jリーグでプレイする選手で、誰がチームに必要か」見極めているところだろう。これまでの5試合がそうだったし、今年の残り2試合も変わりはない。U-21代表を率いる反町康治も、基本的には同じ方針。2人がよく話し合っている点は評価したい。前任者のジーコと山本昌邦の間に、そういった関係は見られなかった。山本が「アテネ経由ドイツ行き」という目標を掲げていたものの、ジーコがW杯に連れていったのは駒野友一(広島)と茂庭照幸(東京)だけ。それぞれの監督が求めるサッカーには、大きな違いがあった。こういった問題を繰り返さない為にも、できれば今後もA代表とU-23は連携してもらいたい。

チームの柱として期待される阿部勇樹海外組の力が必要な事は、オシムも理解しているはずである。あるいは、「国内選手でも十分やっていける」と本気で考えていたのかもしれない。だが、それが難しい事にはもう気づいたろう。年内は海外組を召集しないそうだが、これは特別悪い事ではない。ガーナ戦が国際Aマッチデーだったら恐らく呼んだと思うが、今は他の選手に経験を積ませる事を優先したのだろう。どうせあと2試合しかないのだ。チームの核となる人間が誰かを判断し、オートマティズムを磨いていって欲しい。現時点で、阿部勇樹(千葉)と鈴木啓太(浦和)はチームにとって欠かせない存在になっている。それに誰が続くのか。国内組はサバイバルの真っ只中にいる。生き残る為に、選手は全力を尽くすべし。

もっとも、いつまでもテストだけをやっているわけにはいかない。2007年には具体的な目標が必要となる。それは恐らく、7月にタイ、インドネシア、マレーシア、ベトナムの4ヶ国で開催されるアジアカップだろう。この大会で優勝する事が、オシムジャパン1年目の総決算となるはずだ。来年の日程やスタッフの入れ替えについては、オシムの意向が尊重されるはず。彼にとっても、言い訳の許されない年になるだろう。
よくわからないのは、日本サッカー協会の方針。オシムにどういうチームを作って欲しいのか、合格ラインがどこなのか明言をしていない。毅然とした態度で臨まないと、仮にオシムが降板した時に迷走する事になるだろう。「今の代表では視聴率が取れない」とか「代表戦のチケットが売れなくなった」という話も耳にするが、目先の事に捕らわれてはいけない。未来をしっかりとイメージして、代表を作っていって欲しいものだ。

FW 柿谷曜一朗(セレッソ大阪 #30)日本にとって明るいニュースは、先日行われたAFC U-17選手権で5大会ぶりに優勝した事(前回は1994年で、上述の黄金世代が戦った)。U-17といっても、翌年のU-17 W杯予選を兼ねている為、メンバーは16歳以下で構成されている。日本はこのカテゴリーを苦手としていた。なぜならメンバーは中学から高校にあがったばかりの選手達。受験で半年間競技を離れた上に、高校のチームでレギュラーとして実戦経験を積むのが難しい、という問題があった。しかし今回のメンバーのほとんどはクラブユース所属だった為に、チーム力低下を抑えられたようだ。

とりわけ目を引いたのは、大会MVPを獲得したFWの柿谷曜一朗(かきたに よういちろう)。セレッソ大阪生え抜きの選手であり、16歳ながら既にプロ契約を結んでいる(リーグ選手出場はまだなし)。彼のプレーを観ていると、ドリブルやパスから大きな才能を感じる。今後の成長が楽しみな存在である。彼のような選手が「早く自分もプレーしたい」と憧れる場所に、A代表にはなってもらいたいものだ。

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