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雫井脩介【犯人に告ぐ】

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雫井脩介【犯人に告ぐ】 著者:しずくい しゅうすけ
 単行本:367p 価格:1680円
 出版社:双葉社 初版:2004年7月

 『週刊文春 ミステリー・ベスト10』 2004年 第1位
 宝島社『このミステリーがすごい!』 2005年 第8位

  評価:75点

■あらすじ
神奈川県で発生した連続幼児殺害事件。捜査に行き詰った県警は、テレビを利用した公開捜査を考える。それは捜査官が生放送のニュース番組に出演し、一般人に情報提供を呼びかけたり、犯人にメッセージを送る「劇場型捜査」。出演者に選ばれたのは、特別捜査官の巻島。彼は6年前にマスコミの前で失態を演じ、左遷されていた刑事だった。この日本初の捜査法、結果やいかに。

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公開捜査の目的は、事件の犯人(自称バッドマン)の尻尾を掴む事。話の中心となっているのは、捜査する側の人々。巻島の上司、部下、家族。出演するテレビ局のスタッフ、ライバルテレビ局、事件の遺族。…立場によって、人によって思う事は違っている。その取り上げ方が巧みである。

警察内の暗闘については、読んでいてあまり楽しくはない。特に情報をリークする者の言動は、怒りを通り越して呆れるばかり(その人物だけ、飛び抜けて頭が悪い)。「現場に携わらない人間ほど勝手な事を言うのは、どこの組織でも変わらない」と感じる。また、そうそう簡単に捜査ミスを認めるわけにはいかない警察側の事情も窺える。
ただ、横山秀夫の作品に見られるようなドロドロ感は抑えてある。逆風にさらされながら捜査へと向かう巻島の姿に、ハードボイルド小説の香りが漂う。彼がテレビカメラを通じて犯人にメッセージを送るシーンには、鬼気迫るものを感じる。

展開的に「巻島対バッドマン」という図式は弱い。最後まで読んでも全ての事に決着がついているわけではなく、その為スッキリしない部分は残る。ただ、全体的な完成度は高い。367pの上下二段はかなりボリュームがあり、読むのに時間を要する。それでも一読の価値はある作品と言えるだろう。

本書を読んだ人で「映像化したら面白いのではないか」と感じる人は多いようだ。確かに警察やテレビの裏側を扱う、という点で良い素材だと思う。主人公の巻島は「肩まで伸ばした髪」が特徴であり、年齢は40代後半。となると、役所広司あたりが適役か。豊川悦司でもいいかもしれない。

2007年3月8日
時々「犯人に告ぐ 豊川悦司」という検索ワードでブログを訪れる人がいる。どうやら、彼の主演で映画を作ることが決まったようだ。監督は瀧本智行で、出演は他に石橋凌、笹野高史など。公開予定は2007年で、現在撮影中らしい。さて、どういう作品に仕上がるか。

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