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飯嶋和一【黄金旅風】

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飯嶋和一【黄金旅風】 いいじま かずいち 【おうごんりょふう】

 出版社:小学館 価格:1995円

 頁数:485p 初版:2004年3月

 2005 本屋大賞 8位

  評価:80点

◆あらすじ
時は1620年代、江戸時代初期。舞台は長崎。主人公は2人。1人は大海商・末次家に生まれ、「金屋町の放蕩息子」と呼ばれた末次平左衛門。そして「平戸町の悪童」と呼ばれた、長崎内町火消組惣頭の平尾才介。幼少の頃から悪名が鳴り響いていた両名。しかし、その実像は評判通りではなかった。長崎を愛し、その地に暮らす人々の生活を何よりも大切だと感じていた。莫大な利益を生む海外貿易を目当てに、国内外の勢力が長崎を狙う。平左衛門と才介は街を守る事ができるのか。

読むのに随分と時間のかかった作品。普段歴史物の作品を読まないせいか、スラスラと読み進める事ができなかった。ただ以前島原の乱について調べた事があり、年代的にも地理的にも近い長崎に興味を惹かれた。本書におけるキリシタン弾圧に関する記述は、とても勉強になる。

平左衛門と才介はお互いを信じあう盟友同士。彼らの関係や話の内容は、田中芳樹『銀河英雄伝説』を連想させる。スケールの大きい話なので、マンネリ気味の大河ドラマの原作にしてもいいのではないか、と思えるほど。文章はそれほど巧いとは思わないが、圧倒的な情報量は迫力がある(だから読むのが大変なのだが)。筆者は相当調べた上で書いているのだろう。

しかしながら、「もったいない」と感じる部分もある。魅力的なキャラクターは何人も登場するのだが、その活かし方は疑問。「こいつとこいつが協力し合ったら、どれだけすごい事をやるんだろう」とワクワクしていると、あっさりと亡くなってしまったり。いい奴ほど早死にする、という事か。史実に基づいているのかもしれないが、いささか夢のない展開だと感じられた。また「いかにも重要人物」という登場の仕方をしながら、大した見せ場もなく消えていくキャラもいる。あと作品に登場するのがほとんど男の為、女性読者を惹きつける内容ではないかもしれない。

レベルの高い内容だとは思うが、傑作と呼べる出来までもうひとつか。惜しい。

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