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[C378]

僕もニューズウィークの特集記事読みました。 この問題、まずアドボカシーに限って言えば、良くも悪くも様々な意見を巻き起こし、注目を集めた・・・という点では功績はあったと思いますが、問題はこれをどう今後に繋げるかですね。
まずガチャピンさんも触れていますが、アドボカシーのやり方が日本に置いては未熟だったと思います。 広報のスペシャリストを集めた、アドボカシー専門のNGO団体もありませんし、もっとNGOに各分野のスペシャリストが集まらないと、今後、日本にNGOの活動が、政策提言などの分野で重要性を増す・・というのは難しいと思います。 インドで見てきたNGOの数々もスタッフは博士号クラスが多かったですし・・
結論は自分としても、「アフリカを救うことには繋がらなかった」ですが、今後、この活動を見直すことによって、NGOの広報の方法、プロジェクトの立案と実行の仕方・・・などなど、NGO自体が洗練化させていくことに繋がれば、大きな成果だったと言えるかも知れません。 
日本においてのNGOの活動は影響力、予算、欧米には見劣りしますが、最近は民間企業がCSR分野において、社会貢献におけるイメージアップは直接株価上昇に繋がる実例もあり、参入する企業も増えたことから、民間における社会貢献、国際協力は徐々に活発化していくかも知れません。

[C379] Rayさん

この記事についてはRayさんからコメントをいただきたいと思っていたので、とても嬉しいです。ありがとうございます。

今回参加したNGO関係者の言動を見る限り、「どうしていいかわからない」という状態が多かったみたいですね。まあ、これまで注目される事がなかったようなので、ある程度は仕方ないとは思います。今回の反省を生かして、今後の成長に結びつけていって欲しいですね。

ただ、ホワイトバンドへの反応を見る限り「チャリティー万能主義」や「直接支援至上主義」というべき考えが、多くの人々に浸透していると思います。それらを払拭する事は容易ではないでしょう。CSRというのはCorporate Social Responsibilityの略で、「企業の社会的責任」と訳される言葉ですね。企業が積極的に参加すれば、確かに状況は変わってくるかもしれません。いずれにせよ、活動に取り組む人達にはプロフェッショナルな仕事ぶりを期待したいものです。

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ホワイトバンドはアフリカを救ったか

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ホワイトバンドはアフリカを救ったかニューズウィーク日本版(Newsweek Japan)の2006/03/29号「ホワイトバンドはアフリカを救ったか」を読んだ。特集記事は、昨年ブームとなったホワイトバンドに関する検証である。

■プロジェクト全体の評価
ホワイトバンドをプロジェクトをしかけたのはG-CAP(※)という組織。彼らが掲げた目標は3つ。「最貧国の債務を免除する」 「援助の質を高めて量も増やす」 「貿易を公正にする」

活動の1つのピークは05年7月2日に世界で行われたLive 8というチャリティーコンサートであった。イギリスではロンドン・ハイドパークが会場となり、ポール・マッカートニーやマドンナなどの大物アーティストが参加。観客数は20万人にのぼり、大いに盛り上がった。そのコンサートは、4日後にスコットランド・グレンイーグルスで行われるG8サミット(主要国首脳会議)に向けて行われたもの。同サミットでは、アフリカなどの最貧国の債務危機解決をめざす包括的合意が成立。9月には国連総会が行われ、やはり貧困問題について話し合われた。では、G-CAPが掲げた3つのポイントについてはどうだったか。

※ジー・キャップ:Global Call to Action Against Poverty(貧困撲滅に向けた世界アクション)

まず「最貧国の債務免除」について。最貧国とされているのは世界で26ヶ国あり、そのうち24ヶ国がアフリカに集中している。G-CAPは「それらすべての国」を対象とする事を望んだが、実際は18ヶ国だけ。「援助の質を高めて量も増やす」点については援助額を大幅に増額し、エイズ治療に力を入れる事などで一定の成果は得られた。ただし、ここで問題となるのが援助の受け皿となる政府の質である。アフリカでは政情不安定な国が多く、クーデターの起きる可能性も高い。援助された資金・物資が、ごく一部の人間にしか行き渡らない事もある。「援助額を増大すれば問題は解決する」という安易な発想はアフリカの自助努力を失わせる、という意見も聞かれた。
そして最後に「貿易を公正にする」事。これが最も効果的と言われているが、目立った成果はあげられなかった。アフリカでは人口の70%が農業に頼って生活をしている。従って、外国が農作物を積極的に輸入する事が期待される。しかし、先進国内の農業は手厚く保護されている。安い作物が入ってくれば、農業団体が政治家に圧力を加える事だろう。ゆえに、輸入には及び腰である。加えて、アフリカでは農業の生産効率が低い。気候や土地が悪い、といった原因ばかりではない。栽培方法が古すぎるのだ。新しい技術を導入すれば良くなる。しかし識字率が低い為に、教えたり伝達する事が困難。結果として、貿易も農業も変わらない。

総合評価では「G8の共同声明は貧困問題の根本的な解決にはつながらなかった」というのがニューズウィークの見解である。それは同時に、ホワイトバンド・プロジェクトへの評価でもある。記事の見出しには「甘い理想と過酷な現実」と書かれていた。

Live8 (7.2.2005)

■日本における活動
このテーマについて私が昨年書いた記事があるので、まずそれらに目を通していただきたい。
 【ホワイトバンド】 【ホワイトバンドと少年十字軍】 【ホワイトバンドは詐欺なのか】
 参考資料:【カラーバンド】

今回ニューズウィークで知ったのは、日本でホワイトバンド発売に至るまでの経緯。NGO関係者は同バンドの存在を知ってはいたものの、作る事は考えていなかった。第一に、製作する資金がなかったのである。具体的に話が動き出したのは05年5月の事で、次原悦子(サニーサイドアップ社長)が活動参加を申し出てから。メンバーの中で製造・流通に関してノウハウがあるのは次原だけだった。こうして「ほっとけない世界のまずしさキャンペーン」と銘打たれたプロジェクトにおいて、ホワイトバンドの製造・流通はサニーサイドアップが担当する事になった。

日本におけるホワイトバンド発売を、7月頭のライブ8に間に合わせたい。期間は約1ヶ月しかなかった。その為に妥協したのは、高い流通費である。販売する業者に納得してもらうように、利益率を高めた。製造については中国の工場で可能な限り安く作ろうとした。しかし、G-CAPの本部から「中国は人権を無視して労働させている工場があるので、そういう場所では作らないように」指導が入る。そういった問題をクリアして、ようやく出荷にこぎつけた。6月下旬には読売・朝日新聞に広告(下図)を打ち出す。この頃のプロジェクト関係者が気にしていたのは「ホワイトバンドが果たして売れるのか」という事だった。6月には英国NGOのオックスファムから2000万円の寄付金を受けていたが、それでは足りない。サニーサイドアップはこの時点で数千万円を負担していた。

300円で発売されたホワイトバンドは売れた。有名人が3秒に1度指をはじくクリッキングフィルム(制作費は1本1000万円。出演者はノーギャラ)が、テレビやWebで流れた事が大きい。櫻井和寿(Mr. Children)や中田英寿がバンドを身に付けているものを見て、若者は飛びついた。その売れ行きは生産が追いつかないほどであり、ネットオークションでは10倍の値がつく時もあった。公式HPには大勢の人々がアクセスした。ブログで取り上げたり、mixiやGREEといったSNSでアピールする人も多かった。発売した直後にG8サミットは終わってしまったが、政治イベントとは関係なく盛り上がっていった。

好調さに陰りが見られるようになったのは、8月下旬頃である。「ホワイトバンドを買っても1円もアフリカに寄付されない」といったメッセージがネットに書き込まれるようになった。プロジェクト側は、もともと寄付に充てるとは一言も触れていない。しかし、購入者の多くはそのつもりで買っていた。「ちゃんと説明していない」という批判の声が強まり、それは製造費や流通費にまで及んだ(反対派のHP:ほっとけない 日本の汚さ)。
それでもホワイトバンドは売れ続けた。9月10日の世界ホワイトバンドデーを最後に大きなイベントは行われなかったが、最終的に450万本売れた。公式発表によれば、売上金は13億6477万円。そこから諸経費を除き、5億1808万円が利益となった。ちなみに05年の24時間テレビの寄付金合計は10億34万円である。

ホワイトバンド新聞広告(2005年6月27日、28日)

■「ほっとけない世界のまずしさキャンペーン」の評価
このプロジェクトはNGOにとって荷が重すぎたように思う。企画から実行まで時間がなかった事を考慮すべきかもしれないが、そもそもサニーサイドアップなしでは実行までこぎつけられなかったろう。今回ニューズウィークで資金や製造・流通のノウハウがなかった事を確認した。更にマスコミへの対応が下手すぎる事も付け加えておこう。アドボカシー(政策提言や、政策変更への働きかけ)をする上でマスコミをどう利用するかがポイントだが、これではとても期待できない。公式HPは見やすく情報も多くなっているが、どうやら昨秋以降にデザインを変えたようだ。もっと早く手を打っていれば印象も違ったのだろうが…。G8や国連総会における小泉純一郎首相の発言を受けて、関係者は「プロジェクトの成果はあった」と主張している。ただ、その言葉を額面通りには受け取れない。首相の発言した事が、たまたまプロジェクトの意向に沿っていたという可能性もある。それでも、ホワイトバンドの存在を日本に広めた功績は認めるべきだろう。それによって多くの人々が貧困について考えるきっかけとなった。

また、ネットで目にした多くの意見についても触れておきたい。
賛成派でも反対派でも目立ったのは、よそのWeb情報を引用し「自分は賛成(反対)」とだけ訴えるパターン。「手にした情報について考え、自分の言葉で書いている」と感じられたのは全体の2割に満たなかった。最近ではグーグル脳という言葉があるらしいが、多くの情報から必要なものを見つけ出す事=考える事とは言えない。知識があれば知恵があるとも限らない。私自身、気をつけていきたいものだ。

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まずガチャピンさんも触れていますが、アドボカシーのやり方が日本に置いては未熟だったと思います。 広報のスペシャリストを集めた、アドボカシー専門のNGO団体もありませんし、もっとNGOに各分野のスペシャリストが集まらないと、今後、日本にNGOの活動が、政策提言などの分野で重要性を増す・・というのは難しいと思います。 インドで見てきたNGOの数々もスタッフは博士号クラスが多かったですし・・
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日本においてのNGOの活動は影響力、予算、欧米には見劣りしますが、最近は民間企業がCSR分野において、社会貢献におけるイメージアップは直接株価上昇に繋がる実例もあり、参入する企業も増えたことから、民間における社会貢献、国際協力は徐々に活発化していくかも知れません。

[C379] Rayさん

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今回参加したNGO関係者の言動を見る限り、「どうしていいかわからない」という状態が多かったみたいですね。まあ、これまで注目される事がなかったようなので、ある程度は仕方ないとは思います。今回の反省を生かして、今後の成長に結びつけていって欲しいですね。

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東京のIT系企業に勤める男。1977年生まれ。趣味は読書、スポーツ観戦、トレーニング、ブログ、映画鑑賞。

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