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映画【パッチギ!】

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映画【パッチギ!】 公開 2005年/日本
 上映時間 119分
 監督 井筒和幸
 出演 塩谷瞬(松山康介)
    高岡蒼佑(リ・アンソン)
    沢尻エリカ(リ・キョンジャ)
    揚原京子(桃子)
    尾上寛之(チェドキ)
    真木よう子(チョン・ガンジャ)
    オダギリジョー(坂崎)
    大友康平(ラジオディレクター)


  評価:85点

◇あらすじ
1968(昭和43)年、京都。府立東高校2年の松山康介(塩谷瞬)はある日、常日頃争いの絶えない朝鮮高校へ親善サッカーの試合を申し込みに行く事に。そして、親友の紀男と共に恐る恐る朝鮮高を訪れた康介は、音楽室でフルートを吹くキョンジャ(沢尻エリカ)という女生徒に一目惚れしてしまう。彼女と仲良くなる為にどうしたらいいか考えた康介は、ギターを弾く事にしたのだが…。
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男と女が異なる勢力/国籍に属する話、とくれば連想するのは『ロミオとジュリエット』や『ウエストサイドストーリー』。歴史的な事実を踏まえた点では、後者に近いと言えるだろう。しかしよくあるラブストーリー(特に悲恋)ではなく、そこが個人的に気に入った。映画の内容は日本人と在日朝鮮人の歴史について知らない人はもちろん、ある程度知識を持っている人でも勉強になる。京都では鴨川を挟んで両者の居住地が分かれていた事を、私は知らなかった。
また二国間の人々が互いに持つ意識は世代によって異なり、それぞれのやり方でアイデンティティを保とうとする。若い連中が拳に思いを託すのは、年齢的に不思議ではない。喧嘩のシーンが多い事を気にする方もいるだろうが、恋と喧嘩は青春の華。殴りあうシーンからは国籍絡みの憎しみというより、単に「目障りな奴らをブチのめす」という意識が感じられた。{今でも時々「朝鮮学校の女子生徒のチマチョゴリが切られた」というニュースを聞くが、そういう陰湿なやり方よりも喧嘩の方がよっぽど堂々としているのではないだろうか}

舞台となっている1968(昭和48)年は、映画によればこういう時代。
 ・グループサウンズブーム末期で、失神バンド・オックスが人気
 ・(2年前に来日した)ビートルズを真似て、マッシュルームカットにした少年がいた
 ・北朝鮮は金日成政権で、朝鮮人の中にも「帰国船に乗って国に帰ろう」と「帰っても
  ロクな事がないから、やめた方がいい」という意見に分かれていた
 ・ヘルメットとマスクをした学生が安保反対を叫び、デモや集会が行われていた
 ・サッカーワールドカップ1966年イングランド大会でイタリアを破った北朝鮮に誇りを
  持ち、母国に帰って代表になろうとした少年がいた
 ・毛沢東の思想にかぶれた高校教師が、戦争について語った
 ・ベトナム戦争の真っ最中

私が生まれる前の話だが、とても懐かしく感じられた。作品の中で少年達は「アメリカとソ連が戦争をしたら、世界はどうなるんだろう」「戦争を止めるにはどうしたらいいんだろう」そんなテーマであれこれ話しつつも、「女にモテたい。何とかしてセックスしたい」という事で頭がいっぱいになってしまう。いつの時代も、男子高校生はそんなものだ。

役者で良かったのは朝鮮高の番長リ・アンソンを演じる高岡蒼佑。第2の主人公というべき重要な役柄を熱演していた。あと、ラジオのディレクター役だった大友康平(ハウンド・ドッグ)。出番は少ないが、とても印象に残る台詞を言う。演技というより、役がおいしかったのかもしれない。

題名の『パッチギ』とはハングル語で“頭突き”のこと。また“突き破る”“乗り越える”という意味もある。喧嘩相手に頭突きをくらわせ、国境の壁を突き破り、横たわる様々な河を乗り越えたい…そんなメッセージがこめられているのではないだろうか。内容的に社会問題を含みつつも、大人の階段を昇っていこうとする少年少女の青春群像劇。そしてエネルギーあふれる娯楽作品。

■ザ・フォーク・クルセダーズ『イムジン河』
この作品のメインテーマ曲が、ザ・フォーク・クルセダーズ『イムジン河』である。朝鮮半島の38度線を越え、北から南へと流れるイムジン河(臨津江)の流れに、南北分断の悲しみを歌った北朝鮮の歌。『パッチギ!』はその曲なしには誕生しなかった映画である。詳しくはこちらのページを読んでもらいたい。とてもわかりやすくまとまっている(※音が出るので注意)。

本作は、ヒット曲「帰ってきたヨッパライ」の作詞者である松山猛の自伝的小説「少年Mのイムジン河」をモチーフに、『ゲロッパ!』に引き続き羽原大介と井筒和幸がオリジナル脚本を書き上げた。音楽は加藤和彦が担当。『悲しくてやりきれない』『あの素晴らしい愛をもう一度』が劇中で使われるなど、映画とフォークルとの結びつきが強い。また作中でオダギリジョー演じる坂崎とは、THE ALFEEの坂崎幸之助をモデルにしている。小学校時代に『イムジン河』を聴いた事が、坂崎にとって音楽を志すきっかけだったという。

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