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第3次小泉内閣

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10月31日に発表された、第3次小泉内閣。今回注目されたのは、次期首相の有力候補と言われる4人の処遇。即ち
 麻生太郎(65歳) 谷垣禎一(60歳) 福田康夫(69歳) 安部晋三(51歳)
俗に麻垣康三(あさがきこうぞう)と呼ばれる連中である。この呼び方を考えたのは森喜朗前首相と言われているが、なかなかうまい。今回それぞれのプロフィールを調べてみて、年齢差が結構ある事がわかった。福田と安部は18も違う。また福田と谷垣は、共に麻布中高の卒業生。

そして、人事については以下の通りとなった(左側は第2次内閣の時の役職)
 麻生太郎 総務大臣→外務大臣  谷垣禎一 財務大臣→財務大臣
 福田康夫 なし→なし   安部晋三 自民党幹事長代理→内閣官房長官

まず福田が選ばれなかった事について、理由の1つは小泉と政策観が合わない事が考えられる。例えば、靖国参拝についても衆議院解散についても福田は反対だった。忠誠度の高い人間を欲する小泉としては、やりにくかったろう。次期総裁に選ばれるのは小泉路線を継承する者が濃厚なので、彼が選ばれる可能性は低い。
ただ、やがてその人気が落ちた時に、福田の存在がクローズアップされるかもしれない。彼が所属する森派(清和政策研究会)はもともと父親の故福田赳夫が作ったグループが発祥であり、党内に強固な基盤を持つ福田はいずれ派閥会長になる可能性がある。2000年10月27日から2004年5月7日まで、官房長官を1289日間務めた。これは歴代最多の数字。森及び小泉政権を支えた調整力には定評がある。ただ、国民からあまり人気のない事がマイナス。

谷垣は良くも悪くも目立たない政治家である。当選8回は麻生と並び4人の中で最も多く、過去に科学技術庁長官や国家公安委員長を務めている。ただ、人々に強く印象を残す言動はあまりない(加藤の乱で涙を流した場面くらいか)。財務大臣という事で、小泉内閣が放棄している消費税率アップを打ち出さなくてはならない立場という事もあり、多くの支持を集めるのは難しいかもしれない。

外務大臣に就任した麻生は、経験値では申し分ない。2001年には自民党総裁選に出馬して落選したものの、小泉内閣では自民党政調会長、総務大臣と要職を歴任してきた。しかし彼には国民(特に女性の)人気があまりない、という弱点がある。物の言い方が荒く、それゆえ過去に様々な物議を醸してきた(例:被差別部落問題、朝鮮人の創氏改名)。政界では無二の漫画好きとして知られ、人間的には「なかなか面白い奴」という評判だが、好き嫌いのハッキリ分かれるタイプである。

そして安部。彼の特徴は、国民の人気が非常に高い事。そのきっかけとなったのは北朝鮮による日本人拉致問題に積極的な発言を行った事だった。しかしながら、政治家としての実績で目立つものは少ない。2003年に自民党幹事長に抜擢されるも、翌年の参院選で議席数を減らして辞任。その後幹事長代理となるが、これは「彼の人気を党が利用しようとした」というのが専らの評判である。

◆ 外交面での懸念
第3次小泉内閣については中国、台湾、韓国、北朝鮮など近隣のアジア諸国で報じられたが、どこも一様に警戒していたのが安部と麻生の2人である。どちらも思想的には明らかに右寄りであり、靖国参拝については賛成。官房長官と外務大臣が共に賛成、という事は珍しい。となれば、小泉総理の参拝は来年も行われると見ていいだろう。この記事でも触れたが、9月の任期終了前に終戦記念日への参拝を行う可能性は強まった。

◆ ポスト小泉は誰か
今回の人事を受けて、下馬評で最も支持を集めているのは安部である。朝日新聞が10月31日から11月1日かけて行った世論調査によれば、「次の首相には誰が良いか」という質問に対し、33%の人間が安部を挙げた。次点の麻生が5%、前原誠司民主党代表が3%、福田と谷垣は2%。ぶっちぎりの数字である。ただ、果たして彼がすんなりと次期首相に選ばれるだろうか。過去の歴史を見てみると、戦後誕生した総理大臣23人のうち、官房長官の経験者は6人(佐藤栄作、大平正芳、鈴木善幸、竹下登、宮沢喜一、小渕恵三)。ただ、官房長官のすぐ後に首相になった者は1人もいない。

理由は色々考えられるが、1つには官房長官の役目が内閣のスポークスマンであり、自分の意に添わない事でも喋る必要があるという事。首相になってすぐに覆す発言をすると、党として都合の悪い面もあるだろう。また、人事が派閥の力関係に縛られていたという面もあっただろう。もっとも小泉流の人事はそういった派閥の影響力を打ち砕いてしまった為、また昔のように戻る可能性は低い。そして次期総裁候補の最大のキーポイントは、小泉が誰を選ぶか。仮に安部を指名した場合は禅譲のような形となり、スムーズに事が運ぶかもしれない。

◆ 内閣支持率
内閣改造を終えて、各マスコミが世論調査を行った。ここで共同通信のデータを引用しよう。
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共同通信社が第3次小泉改造内閣が発足した10月31日夜から11月1日にかけて実施した全国緊急電話世論調査によると、小泉内閣の支持率は前回調査(10月17、18日)に比べ5.6ポイント上昇し60.1%だった。不支持率は7.6ポイント減の28.7%。支持率が60%を超えるのは、官房長官に就任した安倍晋三氏が自民党幹事長に抜てきされた2003年9月の自民党役員人事直後の調査以来。自民党の政党支持率は47.8%(前回比7.4ポイント増)と高く、政権は先の衆院選直後の勢いを維持しているもようだ。
改造の顔触れ評価は、「代わり映えがしない」が23.8%で最も多かった。「改革に向けた意気込みを感じる」が19.5%で続いた。「派閥にとらわれず、清新だ」「重厚で安定感がある」といった肯定的評価は43.0%、「改革のイメージがない」「全く期待外れだ」などの否定的評価は48.3%と世論は二分されている。武部勤幹事長の留任などの自民党役員人事については「評価する」28.2%が「評価しない」24.1%を上回ったが、「どちらともいえない」と、評価を留保した人が46.3%と最多だった。内閣に求める最優先課題は「年金や医療など社会保障改革」が42.3%でトップ。あらためて社会保障に国民の関心が集まっていることが浮き彫りになった。
内閣支持の理由については「ほかに適当な人がいない」が25.5%で最多。次いで「首相に指導力がある」で前回に比べ6.1ポイント増の21.7%だった。不支持理由では、「経済政策に期待が持てない」が20.2%で1位だった。自民党以外の政党支持率は民主党が20.0%(1.6ポイント増)、公明党4.9%(1.4ポイント増)、共産党2.2%(0.8ポイント減)、社民党1.7%(1.1ポイント減)、国民新党0.6%(0.3ポイント増)、新党日本1.0%(0.3ポイント増)。支持政党なしは、9.5ポイント減の20.3%だった。
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他のマスコミでも世論調査を行ったが、いずれも56~60%と内閣支持率で軒並み高い数字を記録した。個人的には不思議である。あれだけ選挙で叫んでいた郵政民営化法案は既に可決され、郵政に熱意を注ぐあまりないがしろにされてきた課題は山積の状態。いずれ消費税が上がる事は避けられないのに、支持率は上がっている。今の小泉内閣に怖いものはないのか。

人気の高さに首相の在任期間延長を求める声をしばしば耳にするが、小泉は総理の座を降りるだろう。惜しまれるくらいで退いた方が、後に影響力を残せるというものだ。中曽根康弘以来となる「元総理の重鎮」として、来年以降党内で影響力を発揮する気がする。

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■コメント

chiakiichi - 2005/11/06 9:52
おはようございます!じっくり読んでからコメントしたかったので、何度か通いました(^^ゞ安部さんは、以前の巨人軍の原監督と同じ運命を辿る気がしてなりません。いいときは担ぎ上げられるけど、少し成績が悪かったら「まだ若い」と言われて降ろされる気が・・・^^; そうなったとしても、また時期をみて首相になられる愛されるキャラクターの方のように思います。私は特に小泉さんを支持しているわけではないんですが、やはり他にいないから小泉さんかな?と思っている一人です。最後にガチャピンさんがおっしゃっているように、惜しまれるくらいで退いた方が後々良さそうですよね。影から動かした方が気分的にも楽そうです。それにしても、毎回よく調べて書かれてますね。頭が下がりますm(__)m

★おはようございます。何度もお越し下さって、ありがとうございます。 ふ~む、安部晋三=原辰徳ですか。良い時は担がれる、というのは確かにそうかもしれませんね。ただ総理を1度辞めて返り咲いた人はいないんですよね。まぁその前に首相にならない事には、話にならないですが。 小泉自身がどういう意図を持っているかわかりませんが、彼の次の総理は基本的に同じ路線を引き継ぐ形になるでしょう。それが続けば、存在感が失われる事はないでしょうね。とはいえ、風向き次第で情勢はどうとでも変わりますね。 調べて書いているのは、知らない事がたくさんあるからでして…。情報がないと記事がえらく短くなります(^^;)

chiakiichi - 2005/11/06 23:46
こんばんは~!なるほど・・・総理を一度やめて返り咲いた人はいないのかぁ・・・野球の監督とは訳が違うよね・・・って言葉にしたら、そばから「いるはずだから調べたら?」と言われまして、調べました。伊藤博文・山縣有朋・松方正義・大隈重信・桂太郎・西園寺公望・山本権兵衛・若槻礼次郎・近衛文麿・吉田茂  計10名が再び首相&総理大臣になってるそうです。疲れました(^^ゞすっかり忘れてしまった近代歴史を調べなおすことになるとはっ!いい勉強になりましたm(__)m

★おおっ、調べたんですか。すいません、いい加減な事を書いてしまって。一本取られました。m(_ _)m 正しくは「吉田茂以降、50年以上総理に返り咲いた人は出ていない」とするべきでしたね。 返り咲く事ができるとしたら、恐らく2つの条件があるかと思います。1つは「国会で与党の議席数が多く、その中で支持する声が高い事」。これは野党からの不満を抑える為です。 2つ目は「1度辞めた時の理由が、人々の納得するものである事」。例えば不祥事絡みで辞任していたら、チャンスはもう訪れないでしょうね。 …これら2つの条件を満たすのはなかなか難しい事だと思います。
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