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ホワイトバンドと少年十字軍

あなたは人目のお客様です。

ホワイトバンドという記事では多くの人から意見を頂いたが、恐らく誰もが1度は抱く疑問、それはホワイトバンドはいくらで作れるのかという事。その答えについて、探偵ファイルが興味深い情報を載せている。以下がそのリンク
   ホワイトバンドの真の値段とは?   検証!ホワイトバンドの適正価格

記事のポイントをまとめるとこうなる。
・ある小売店舗の証言
ホワイトバンドを扱おうと問い合わせたところ、仕入れ値は80%=240円だった。つまり、60円が店側の利益となる。店側の利益率が高すぎるのではないか。(ちなみに、ホワイトバンドを扱っているタワーレコードで売られている音楽CD。その仕入れ値は、70~75%が相場である)
・ある商社マンの証言
中国の工場にカラーバンドを発注した場合、制作費・輸送費・関税を全て含めて1個あたり40円以下(5万個以上生産の場合)。ホワイトバンドが梱包されている仕様で見積もっても、50円には届かない。また中国ではこの手の商品に偽シリコンを使っている場合が多く、その場合は更に格安。日本国内の配送についても商品が小さくて軽い為、費用としては最小限に抑えられる。プロジェクトが発表している数字はありえない。
・探偵ファイルの試算
日本国内の工場にホワイトバンドの見積もりを出してもらったところ、1つ76円(10万個生産の場合)。30万個以上ならば、70円を切る。
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これらの話をまとめてみると、必要最低限のコストは60円程度ではないかと推測される。残り240円の使途を自由に決められるのならば、販売店に60円のマージンを与える事も可能だろう。利益率を考えると、かなりおいしい商品である。
9/22にホワイトバンドの出荷は200万本を突破(=売り上げは6億円以上)「200万本以上について、300円の内訳グラフが変わった」とプロジェクトは発表した。
ホワイトバンド内訳グラフ44% 世界の貧困をなくすための活動費
広報活動費(媒体制作費、デザイン費、編集費等) 、媒体費(メディアの活用) 、イベント制作費、番組制作費、WEB製作・メンテナンス費、ホワイトバンド問合せ対応等事務局費、政策研究・調査、アドボカシー活動、市民社会組織のネットワーク構築、貧困の解消に向けた取り組みに関する啓発活動(地球市民教育・開発教育を含む)
23% ホワイトバンド原価および製作経費
ホワイトバンド製作費、台紙・パッケージ・梱包材制作費、ホワイトバンドと台紙デザイン費、店頭ディスプレイボックス製作費、梱包作業費、物流費(海外工場から日本側倉庫輸送費、関税、通関費など) 、ホワイトバンド製作・企画管理費(工場視察・工場選定・品質管理・生産システム構築・倫理チェックど) 、管理保険・PL保険
33% ホワイトバンド流通費流通輸送費
(倉庫→卸→小売)、倉庫費(倉庫保管料・入庫料・出庫料・検品料など)、販売店手数料(卸/小売)、流通システム構築費
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細かく書いてはいるのだが、1つ1つの項目が多い割に数字が大雑把で理解しにくい。通常は商品が売れれば売れるほどコストは減るものだ。しかし、200万個出荷した現在でも製作・流通に56%=168円もかかっている。「高すぎ」という印象は否めない。
こういった事を考えているうちに、私は少年十字軍を思い出した。

少年十字軍 Children's Crusader
時は1212年のヨーロッパ。十字軍の聖地奪回が難航する中、「大人達には任せておけない」とエルサレムを目指す少年少女の集団が北フランス(とドイツ)に生まれた。中心となったのは、「神の声を聞いた」羊飼いの少年エティエンヌ。彼らは親や司祭が止めるのも聞かず、旅に出た。これが少年十字軍である。参加者は続々と増え、最終的には数千~2万人集まったと言われている。道中、熱狂した人々が彼らを迎え、金銭や物資を恵んだ。その熱狂ぶりは、「エティエンヌの服の切れ端を尊いものとして欲しがったほど」だという。やがて港町マルセイユに辿り着いた彼らに、ある商人が接触する。「あなた達の志に胸を打たれました。どうぞ私の船に乗って下さい。もちろん、お金は要りません」。7隻の船に分乗し、意気揚々と海原に出た少年十字軍。しかし途中で2隻の船が難破し、多数の水死者が出る。そして残る5隻が着いた場所はなぜかアレクサンドリア。そこで少年少女は奴隷として売り飛ばされてしまった。こうして商人は、大金を手に入れた。{この商人は後日処刑された。奴隷として売られた人間の多くも神聖ローマ帝国皇帝によって 解放され、郷里に戻った。しかしそれには17年を要した。}
 これをホワイトバンド現象に当てはめると、
十字軍=先進国政府  聖地奪回=アフリカの貧困撲滅  少年十字軍=NGO 熱狂する人々=ホワイトバンド購入者  商人=サニーサイドアップなどの企業
 …と、なる。「聖地奪回」も「アフリカの貧困撲滅」も題目としては立派だが、裏に様々な思惑が絡んでいる点は似ている。あるいは、「失礼な例えだ」と怒る方もいるかもしれない。確かにNGOは少年十字軍のように無知ではなく、サニーサイドアップは悪徳商人ではないかもしれない。ホワイトバンド購入者は、よく考えずにただ騒いでいるわけでもないだろう。しかし善行で金儲けをする人間がいる事は、今も昔も変わりない。

ホワイトバンドのブームを受け、今日本では様々なカラーバンドが人気となっている。以前こちらの記事で紹介した米国でのみ販売されている製品も、日本からのネット注文がかなり増えているという。やがてこの現象も落ち着くのだろうが、一連の「ホワイトバンド商法」というべきメソッドは、今後も残るのではないだろうか。
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■コメント
負け犬★もこ - 2005/10/03 16:06
さすが、いつもよく調べていらっしゃいますよね! 私も前にホワイトバンドについて調べたんですが、やっぱり胡散臭い。それなりの収益を得て得するのは企業って感じが否めなかった。流行をつくる企業に騙されている感じがして、ね。まぁ、所詮そんなもんだとは思いましたが。 また、遊びにきます!

★プロジェクト自体についてはこれまでの記事・コメントで触れてきたので書きませんが、今回は金銭がらみについてテーマを絞ったので視点が辛くなりましたね。つまり、予想してたよりも企業側の儲けが多かった、という事です。こういう数字は残念ですね…。

Ray - 2005/10/04 1:48
相変わらずよく調べてありますね。^^ いつも参考になります。  色々な内訳が公表されていますが、やはり主題は「つけることで、意思表示」という形なんでしょうね・・。そうすれば、別に活動費や救済目的に流れなくても、大儀はあることになりますし・・。  僕は国際協力分野を重点で勉強しているんで、そっちの視点で今議論されていることは、「非営利の営利」ですね。 ジョンホンプキンス大学が、02年度にまとめた37ヶ国の主要NGO団体の活動費の総額は1兆6000億ドル、もしNGO全てを国と考えると、世界第五位の経済規模になります。 しかし、「援助」、「国際協力」、「災害支援」などの分野は、キレイごと抜きにして、金があってなんぼの世界。 巨額の金額動かせる団体でないと、出来る支援や各国への発言力も限られてくるので、現在、NGOマネジメントの整備が急務となっているのが現状です。 例えば、いかに企業活動を社会的貢献に変えていくのか・・・などなど。 と、いうように、NGOはマネジメントするもの、という考えが主流で、そのマネジメントの仕方を議論するのが世界の潮流となっていますが、日本におけるNGOの議論は下手すれば数周遅れなのが現状で、前にも書きましたが、NGOに対する定義付けや教育が欠落した状態で、ボランティアとNGOとしての貢献が未だ同列に語られてしまうようだと、今後も「貢献か?営利か?」という問題は数多く出てくると思います。  一般の人もNGOに対する認識と知識を、NGOももっと活動が、監視、評価されることが急務だと思います。  今回のホワイトバンドの一件も、もしこういう議論の発端となってくれれば、大きな役割を果たしたことになるんですが・・・・。相変わらずの駄文、長文失礼しました。^^;

★元々このプロジェクトが提唱しているのは、「腕に白いものを巻いて、アフリカの貧困に関心がある事を訴えよう」という事なのは、Rayさんもご存知の通り。しかし、公式のホワイトバンドをつける事だけが先攻しているのが実情でしょう。こう言っては何ですが、「関心がある」といっても「大事な問題だよね~」くらいの人が多いのではないでしょうか。 この話を突き詰めていくと、「NGOやNPOって何なの」という事になると思いますが、そこで大きな障害となるのが「NGO→やっている事はボランティア→活動は手弁当」という常識だと思います。例えば「NPOをやっている人が高い収入を得ている」というニュースを聞いたら、大抵の人は「それはおかしい。その分の金を募金に回すべきだ」という事を主張するでしょう。「そういう活動をやっている人達は贅沢しないのが当たり前」というのは昔の僧侶のイメージに近いかもしれません。 しかしRayさんのおっしゃる通り、一般企業にせよ NGOにせよ何かしらの活動をすれば、金がかかるわけです。資金調達力に優れる、というのは存続していく上でも重要ですから。これは素人の考えかもしれませんが、NGOの人間が「俺達が国や市民の代わりに、社会貢献活動をバッチリやっておくよ。きちんと成果を残すから、ちゃんと給料を貰ってもいいよね」と主張するくらいでいい気がします。いつまでも「ボランティア→自己犠牲→結局偽善でしょ?」という事ばかり話されるのは発展性がないです。そこから先に進もうとすれば、 NGOの評価についても検討されるようになるでしょう。 ただホワイトバンドプロジェクトに関して言うと、 NGOに非難の目を向ける人よりも、協力企業を批判する人が多いようですね。実態はさておき、 NGO=サニーサイドアップなどに「廂(ひさし)を貸して母屋を取られた」連中、というイメージも少なからずあるでしょう。今後はどうなりますかね。

大 仏子 - 2005/10/04 8:39
「お金がないと人は動かない。」と、いうところでしょうか。資本主義のもとで生きているので利益を求めることには反対はしませんが、そればかり大きくなってしまうと、少し悲しくなってしまいますね。ボランティアも福祉もすべてにおいて資金は必要です。運営側の意識にもよるとは思いますが、本当に善意で協力している人の気持ちだけは大切にしてほしいですね。私も心のどこかで「甘い汁をすいたい」という願望は正直ありますが(笑)、人のきれいな心の部分を汚したくはないと思います。けしてNGOを批判しているわけではないですが、それを利用しようとしている団体も多々あるみたいなので。

★私の見解では「人を動かすにはお金も必要だ」でしょうか。キレイ事だけでは動かない、という事は確かでしょう。 ボランティアも福祉も、その根本にあるのは人の善意だと思います。そしてそれをうまく活かす為には、しっかりとしたマネジメント能力が求められます。貢献と利益のどちらか片方を追求しすぎても、うまくいかないんじゃないでしょうか
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