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世界選手権と日本柔道

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第24世界国際柔道選手権大会(エジプト・カイロ)
  2005年9月8日(木)~11日(日)
男子
 100kg超級  棟田康幸(警視庁) 準優勝
 100kg級    鈴木桂治(平成管財) 優勝
 90kg級     泉浩(旭化成) 優勝
 81kg級    小野卓志(了徳寺学園) 3位
 73kg級     高松正裕(旭化成) 初戦敗退
 66kg級    内柴正人(旭化成) 準優勝
 60kg級     江種辰明(警視庁) 4回戦敗退
 無差別級   高井洋平(旭化成) 3位
 (国別団体 準優勝)
女子   78kg超級  塚田真希(綜合警備保障) 3位
 78kg級    中澤さえ(淑徳大学4年) 準優勝
 70kg級    上野雅恵(三井住友海上) 2回戦敗退
 63kg級    谷本歩美(コマツ) 準優勝
 57kg級    宮本樹里(帝京大学4年) 初戦敗退
 52kg級    横澤由貴(三井住友海上) 準優勝
 48kg級    北田佳世(ミキハウス) 2回戦敗退
 無差別級   薪谷翠(ミキハウス) 優勝
 (国別団体 3位)

 ※国別団体はエキシビション(exhibiton game)扱いの為、公式記録には残らない。
100kg級 鈴木桂治          90kg級 泉浩100kg級 鈴木桂治 90kg級 泉浩

◇大会雑感
大会前にさほど興味のわかなかった世界選手権だが、いざ開幕すると「足とばしていけ、足!」「よいっしょー」などと、TVの前で呟いている自分がいた。一応高校時代柔道部に在籍し、黒帯を取っているので、競技に思い入れがあるのだろう。観ていて熱くなった。

日本代表の戦績は上記の通り。印象に残った選手は、まず男子では100kg超級の鈴木桂治。2003年大阪世界柔道無差別級、2004年アテネ五輪100kg超級に続く、世界大会3階級制覇を達成した。男子では史上初の快挙である。続いて90kg級の泉浩は、アテネで準優勝の雪辱を晴らした。81kg級の小野卓志も結果は3位だったが、よく頑張った。66kg級の内柴正人は技のキレがすさまじく、優勝出来なかったのが本当に残念だ。無差別級の高井洋平は、久々にこの階級らしい選手が出てきた印象。彼が成長すれば、鈴木桂治や井上康生など本来100kg級の選手が出場しなくていいかもしれない。

一方の女子はアテネ五輪で金メダルを取った選手3人(塚田真希上野雅恵谷本歩美)が出場したものの、3人とも優勝する事が出来なかった。昨年ほどのモチベーションが保てなかったようだ。52kg級の横澤由貴はアテネ五輪に続きまたも決勝で涙を呑んだ。世界大会初出場で準優勝になった78kg級の中澤さえ、怪我から1077日ぶりに復活した薪谷翠の活躍は光った。宮本樹里はもし優勝する事があればルックス的に人気者になれただろうが、初戦敗退となった。

日本の個人戦総合成績は、金-3 銀-4 銅-3。テレビは「メダルラッシュ」と報じたが、選手及び関係者にとっては「甘くない結果」と感じただろう。確かに、昨年のアテネ五輪(金-8 銀-2 銅-0)や2003年大阪大会(金-6 銀-1 銅-2)と比較すると正直見劣りがする。試合後のコメントは概して厳しかった。優勝した泉ですら「今回は優勝できて良かったが、(昨年銀メダルだった)五輪の借りは五輪でしか返せない」と言ったほとである。そしてそういった発言が出るのは、日本柔道ならではのメンタリティーがある。

◇お家芸
スポーツ報道でしばしば「お家芸」という言葉が遣われる。体操、水泳、バレーボール、スキージャンプ……柔道もその1つだ。ただ私は、その表現にしばしば疑問を抱く。スポーツの世界において「お家芸」とは、「世界トップレベルの成績を残した事があり、それを維持しつづけている」からこそ使える言葉ではないだろうか。そう考えると、上述した競技でお家芸と呼べるのは柔道のみ。その他の競技でも良い選手はいるが、「金以外はメダルじゃない」「優勝以外はビリと一緒」というスタンスで報じられているのは柔道だけである。

「柔道は元々日本で生まれたのだから、強いのは当然」と見る方もいるだろう。だが、それは認識が甘い。日本発祥であると同時に、既に世界中で広く親しまれているスポーツなのである。例えば、現在世界柔道連盟に加盟している国・地域は187を数える。ヨーロッパでは特にフランスが盛んであり、競技人口は日本の3倍とも言われている。また五輪に正式種目として採用(男子:1964年東京、女子:1992年バルセロナ)された後も、日本は簡単に勝ってきたわけではない。むしろ「柔道」と「JUDO」の違いに悩まされてきた。

◇柔道とJUDO
大きな違いは、戦いへの考え方である。日本では「しっかりと組み、相手を崩してから投げる」のが一般的である。だが、海外では「組み手不十分でも技をしかけ、相手を崩れさせる」戦い方をする選手が多い。「一本を狙う」か「ポイントを取る」かの違い、と言ってもいい。日本はキレイに投げる事にこだわる。だが、ルールでは相手を背中から畳に叩きつければ、どんな技でも一本となる。その為、パワーに自信のある外国勢では「すくい投げ」や「裏投げ」、またスピードがあれば「双手(もろて)刈り」「朽木倒し」を使う。もちろん日本人で使う選手もいるが、その威力や頻度が違う。「柔よく剛を制す。小よく大を制す」と言われる柔道だが、それは極意であり会得するのは容易ではない。高い運動能力が求められるのは他のスポーツと一緒であり、例えばトーナメントではまずスタミナがないと話にならないのだ。

◇代表選考
日本側もそういった事情は承知しているので、代表選考では色々と考慮する。まず「国内の選考大会で勝利した選手」を海外合宿や大会(ドイツ国際など)に派遣。そして大会で好成績を残し「外国人と戦える選手」と評価されると、世界選手権や五輪の代表候補に挙げられる。最後に過去の実績などを比較され、代表が決まる。野村忠宏や谷亮子のように抜群の成績を残している選手がいると、他の選手はなかなか出られない。参考までに2人の成績を挙げよう。
  男子60kg級 野村忠宏 1974年12月10日生
世界選手権:1997年パリ優勝、2003年大阪3位
五輪:1996年アトランタ、2000年シドニー、2004年アテネを3連覇
  女子48kg級 谷(旧姓:田村)亮子 1975年9月6日生
世界選手権:1993年ハミルトン、1995年幕張、1997年パリ、1999年バーミンガム、2001年ミュンヘン、2003年大阪を6連覇
五輪:1992年バルセロナ、1996年アトランタ共に準優勝。2000年シドニー、2004年アテネを連覇

特徴は、2人とも最も低い階級である事。その分スピードを要求される為若手の突き上げが激しく、減量も厳しい。その中でこれだけの成績を残せているのは驚異と言う他ない。
実際、今大会で2人の不在を感じた人は多かったのではないだろうか。2つの階級級のみならず、緊張して普段の力を発揮できない選手が目立った。「勝って当然」と思われる状態で結果を出す事は、本当に難しい。中継番組に出演した野村は、女子52kg決勝(横澤由貴が「効果」1つの差で敗退)を評し、「自分ら(※共演した篠原伸一)の目から見て、(横澤は)技をかけられるチャンスが3回あったんですよ。そういう時に技が出ないと、やっぱり勝てないですね」と語った。その時の冷徹な視線が印象に残る。

◇TV中継
世界選手権を中継したのはフジテレビ。番組キャスターには藤原紀香と加藤晴彦を起用。前回大会に引き続いてのコンビという事もあり、番組進行はまずまず。少なくとも素人代表の優香や、どんなスポーツにも口を出す松岡修造を起用するテレビ朝日に比べ、質は高かった。ただ、「なぜあの人を出さないのか」というタレントがいる。それは三四六(さんしろう)
三四六知名度はあまり高くないかもしれない。1970年生まれの35歳。もともとは「松山三四郎」という名前でものまねなどをやっていて、事務所を移ったのをきっかけに改名。現在はFM長野などで活動。妻はタレントの網浜直子。
今大会はCS放送のフジテレビ721・739で生中継を行っていたのだが、その番組MCを務めていたのが三四六。その喋りは素人にはわかりやすく、玄人を唸らせる高いレベル。それもそのはず、彼のプロフィールを調べると全国中学選手権大会を優勝していて、明治大学の柔道部に在籍。オリンピック強化指定選手に選ばれた事もある、実力者なのだ。前回の2003年の大阪大会をはじめ、フジテレビ721・739で中継される柔道番組は、ほとんど彼が出演している。その為日本選手のみならず、世界の強豪の特徴もしっかりと掴んでいる。しかし彼が出演するのはCS放送だけであり、地上波には出ない。なぜ起用しないのだろう?タレントが涙を流していれば、視聴者は満足すると思っているのだろうか。非常にもったいないと思う。

次回の世界選手権は、2007年ブラジルのリオデジャネイロで行われる。北京五輪を翌年に控え、注目度はより高まるだろう。選手及び報道関係者には、良い内容を期待したい。
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■コメント
3本橋のmaah
- 2005/09/14 19:28
私も柔道やって黒帯を持っているので熱くなりましたね。内柴君と棟田くんは技の切れがよかっただけに残念でしたねぇ。棟田くんが決勝で『宙に浮いて一回転』して負けたのが印象的です・・・。今回の中継を地上波で見ていましたが、「なんかちゃうなぁ」を感じました。応援してくれるのはうれしいけど。三四六さんが地上波でMCを勤めてくれることを願います。

★経験者という事は、確か以前ブログに書かれてましたよね。読んだ記憶があります。棟田の内容も良かったですね。決勝は派手にやられちゃいましたが…。しかし、あの体勢から棟田を投げられる選手は日本にはいないでしょうね。 柔道番組は解説は元選手がしてくれるにしても、司会に知識がないと話が弾みません。応援だけでは厳しいでしょう。三四六はオススメできますよー。
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