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増田俊也【木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか】

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増田俊也【木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか】 単行本:701ページ 価格:2730円
 出版社:新潮社 初版:2001年9月30日

  評価:95点

内容(「BOOK」データベースより)
昭和29年12月、活動の場をプロレスに移した木村政彦と、人気絶頂の力道山との一戦。「昭和の巌流島」と呼ばれ、視聴率100%。全国民注視の中、最強柔道家は、力道山に一方的に潰され、表舞台から姿を消した。「負けたら腹を切る」という、武道家としての矜持を持っていた木村はなぜ、簡単に敗れたのか?戦後日本スポーツ史上、最大の謎とともに木村の数奇な人生に迫る。『ゴング格闘技』大反響連載、待望の書籍化。

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日本の柔道が凋落して久しい。特に男子重量級が世界の頂点を狙うには力不足であることを、誰もが認めるところだろう。「柔道ではなくJUDOを戦えるようにすべきだ」とか「そもそも最近のルール改正は、本来の柔道にそぐわない」なんて声も聞く。しかしそれについて「ちょっと待て」と思う。そもそも本来の柔道が、何かわかっているのか。安易に「日本のお家芸」と口にしながら、理解していない人は多いのではないだろうか。

本書では「鬼の木村」「木村の前に木村なく、木村のあとに木村なし」と呼ばれ、日本の柔道史上最強といわれた木村政彦の人生を描いている。その中で、柔道がどのような道を経たのかにも触れている。私は以前嘉納治五郎についての本を読んだことがあり、嘉納流柔術=柔道になったくだりは知っていた。しかし、他流派の柔術や高専柔道について貶めるような情報に疑問を感じていたので、実際はどうであったかこの本で読み、ようやく納得できた気がする。初期の頃は打撃や関節技について研究していた柔道が、時代を経るにつれて自ら作ったルールで縛り、格闘技性を失っていく。こういった経緯については柔道ファンなら知っておくべきことだろう。

柔道家として戦う木村の話を読んでいるのは楽しい。それに比べ、プロレスラーとしての話は辛いものがある。しかし、彼の運命を決めた力道山との戦いについて知ることは、昭和の格闘技を語る上で欠かせない。木村の師である牛島辰熊、極真空手の大山倍達、合気道の塩田剛三などについても触れられていて、「裏の昭和史」とも言えるほど中身が濃い。

本書について書かれた内容について、「果たして本当のことなのか」という疑問の声もあるようだ。ただ様々な文献を探り、人と会い、徹底的に取材をしたことが窺える。執筆にあたり、著者も随分と悩み、葛藤し、戦ったのだろう。読み終えて、感嘆のため息をつかされる1冊だった。 (読了日:2012年1月3日)

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