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トマス・H・クック【沼地の記憶】

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トマス・H・クック【沼地の記憶】 Thomas H.Cook "MASTER OF THE DELTA"
 翻訳:村松潔
 文庫:446ページ 価格:860円
 出版社:文藝春秋 初版:2010年4月9日
 週刊文春ミステリーベスト10 6位
 文庫翻訳ミステリー・ベスト10 6位
 Twitter文学賞 9位

  評価:85点

アメリカ南部にある小さな町、レークランド。名家に生まれた老人ジャック・ブランチが、1954年に起きた事件を回想する形で物語は進む。当時ジャックは24歳で、キャリア3年目の高校教師だった。歴史上の「悪」について授業を行う中、生徒の1人エディが殺人犯の息子だったことを知る。

トマス・H・クックは日本のミステリーファンにお馴染み…らしいのだが、記憶している限り、彼の本を手に取るのはこれが初めてだった。舞台となっているのは南北戦争の残滓が感じられ、差別が当然のものとして受け取られている町。そこでいったいどんな悲劇が起きたのか、不安感がじわじわと沸き上がってくる展開。作家・道尾秀介がクックを好き、ということは何となく理解できる。

ロマンチックな文章が印象に残った。たとえば、ある女性の目について
なぜ彼女の目に惹かれたのかはよくわかった。深い緑色の瞳で、近づきがたいようでもあり、人を誘いこむようにも見える。その水面下に沈んだ何隻もの難破船を想像できるような気がした。(227ページ)
といった記述。キザにも感じられる表現が、時折見られる。

派手なアクションや疾走感はないものの、静けさの中に切なさや悲しみを味わえる小説。レベルとしては一級品。ところで、なぜタイトルに「沼地」と入れたのだろう。話の中に、沼なんてどこにも登場しないのに。 (読了日:2011年4月10日)

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