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安達正勝【死刑執行人サンソン―国王ルイ十六世の首を刎ねた男】

あなたは人目のお客様です。

 新書:256ページ 価格:735円
 出版社:集英社 初版:2003年12月17日

  評価:90点

内容(「BOOK」データベースより)
敬虔なカトリック教徒であり、国王を崇敬し、王妃を敬愛していたシャルル‐アンリ・サンソン。彼は、代々にわたってパリの死刑執行人を務めたサンソン家四代目の当主であった。そして、サンソンが歴史に名を残すことになったのは、他ならぬその国王と王妃を処刑したことによってだった。本書は、差別と闘いながらも、処刑において人道的配慮を心がけ、死刑の是非を自問しつつ、フランス革命という世界史的激動の時代を生きた男の数奇な生涯を描くものであり、当時の処刑の実際からギロチンの発明まで、驚くべきエピソードの連続は、まさにフランス革命の裏面史といえる。

安藤正勝の著書は【物語 フランス革命】を読んでいたが、そちらとは別の角度でフランス革命を取り上げた本である。また、フランスにおける処刑人の歴史もつづられている。ちなみに、荒木飛呂彦の漫画【スティール・ボール・ラン】の主人公ジャイロ・ツェペリは、このサンソンをモデルとしている。読んだ時に容易にわかるほど、設定が似ている。

率直に言って、非常に興味深い内容だった。処刑を生業とする一族がどのように暮らし、刑を執行していたか生々しくつづられている。全く歴史を知らない人はともかく、フランス革命について関心を抱く人には是非お薦めしたい作品である。また、処刑というものの意味に焦点を合わせてみるのもいい。個人的に氏家幹人【大江戸死体考】でも取り上げられていた、日本の処刑人一族・山田浅右衛門と比較してみたが、とても考えさせられた。洋の東西で重なる部分もあれば、異なる部分も見られる。死刑というものを社会はどう捉えてきたのか、それによって現在死刑を廃止しているフランスと、続行してる日本との違いが浮かび上がってくる。

たまたまこの本を読んでいた時にNHK教育テレビでETV特集『死刑執行 法務大臣の苦悩』というのを扱っていたのだが、切り口の浅さにガッカリした。元々死刑反対の人が何を悩んでいるかではなく、なぜ死刑反対の考えに至ったかを示さなくてはいけないだろう。この本を読んで「神」や「正義」、「人権」とは何なのか…そういったことまで踏み込む必要性を感じた。

余談だが、死刑賛成派は「人を殺した人間がのうのうと生きているのは許せない」「お前の家族が殺されても、死刑に反対するのか」と主張し、反対派はそれを覆すことが出来ていない。政治家やマスコミの論調を見ても、日本で死刑がなくなることは当分あるまい。強烈な外圧か、社会的に大きな変化が起きない限りは。 (読了日:2011年2月28日)

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