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福井晴敏【亡国のイージス】

あなたは人目のお客様です。

今、この国の未来に不安を抱かぬ者は一人としていないだろう。未曾有の経済的発展を享受しながら、理想も持たず、国家としての責任能力も自覚せぬまま世界進出を遂げた日本。バブル崩壊が経済を袋小路へと迷い込ませたとき、そこに我々が誇るべきものは何ひとつとして残らなかった。
「イージス」とはギリシャ神話に登場する最高神ゼウスが娘アテナに与えた、あらゆる邪悪を払う「無敵の盾」のこと。同時に、最新鋭の防空システムを搭載し、専守防衛の象徴ともいえる海上自衛隊の護衛艦をも指し示す。だが、語るべき未来も見えず、守るべき国家の顔さえも失った「亡国の盾」に果たして意味などあるのか。
 ----映画公式サイトより
************************
福井晴敏の作品を読んだのはこの作品が初めてだったのだが、とにかく「本が厚い」というのが最初の印象である。(文芸書は)654頁で上下二段と、ボリューム満点。話の中心となるのが、海上自衛隊護送艦『いそかぜ』を巡る攻防。しかし、話がそこに辿り着くまでが結構長い。作品の前半は、登場人物の紹介や事件の背景に多くが割かれている。その部分は、読んでいて正直まだるっこく感じられもする。しかしそのまま読み進めていくと、中盤以降は展開が一気にスピードアップ。そのまま怒濤のクライマックスへと向かう。その過程で、作品前半における綿密な描写が生きてくるのだ。

映像化される事を前提として書かれた作品のせいか、読んでいてイメージしやすい文章。登場人物達に、皆それぞれちゃんと結末が用意されている事も評価したい。専門用語を敬遠する人もいるだろうが、読んでいるうちに慣れてくる。憲法第9条や自衛隊の存在意義は常に議論の種だが、実際そういった仕事に携わる人々はどんな事を思っているのか。その答えの1つが、本書にある。読み終えた人は、「国防とは何か」より深く考えるようになっているだろう。日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞、大藪春彦賞受賞。1999年度『週刊文春ミステリー・ベスト10』第3位、2000年度宝島社『このミステリーがすごい!』 第3位。
亡国のイージス

           文芸書  頁数:654 初版:1999/08 価格:2415円 評価:90点
           文庫(上) 頁数:552 初版:2002/07 価格:730円
           文庫(下) 頁数:364 初版:2002/07 価格:730円
             出版社:講談社

同名の映画が、本日より全国松竹・東急系で公開されている。真田広之、寺尾聰、佐藤浩市、中井貴一といった、日本の実力派俳優が参加。また、海上・航空自衛隊が全面協力している事が注目されている。ただ試写会を観た人の感想を読むと、「中途半端な失敗作」と感じた人が多いようだ。はたして、出来やいかに。  映画公式サイト

イージス。即ち、ギリシャ神話の「無敵の盾」の名を持つイージス艦こそが、専守防衛の最も具体的な形でさえある。しかし、あえて言う。国としてのありようを失い、語るべき未来の形も見えないこの国を守る盾に、何の意味があるのか…?「よく見ろ日本人。これが戦争だ」  ---映画のTVCMより

8/20 ニュース
公開中の映画「亡国のイージス」(阪本順治監督)が8/16、観客動員数100万人を突破した。7/30の公開から18日目の記録で、興行収入は13億円を突破。配給の日本ヘラルド映画によると、お盆に入ってから動員数が大幅にアップしたといい、公開当初は中高年中心だった客層も徐々に学生やカップルが増え始め、動員数の増加につながっているという。同社は「夏休み後半もこの調子で推移していってくれれば」。
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■コメント
ChikoBeth
- 2005/07/30 16:36
「よく見ろ日本人。~」ってセリフ、インパクトありますね。 この映画、日本にとっての「シュリ」だと感じます。(私の勝手な印象にすぎないですが。)社会派、戦争物、スケールの大きい映画は好きではありませんが、めずらしくちょっと観てみようかという気がしています。。。

★なるほど、『シュリ』ですか。位置づけとしてはそうかもしれませんね…。こういった作品が作られるようになった理由に、韓国で『シュリ』や『JSA』がヒットした事は関係していますし。 映画については何とも言えませんが、原作はオススメできます。
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