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菊池良生【傭兵の二千年史】

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菊池良生【傭兵の二千年史】 新書:232ページ 価格:756円
 出版社:講談社 初版:2002年1月18日

  評価:85点

出版社/著者からの内容紹介
古代ギリシアの民主制の崩壊に始まり、中世を経て、ナポレオンの時代に至るまで、歴史の転換点で活躍したのは多くの傭兵たちだった。

最近歴史に関する本を読むことが多いのだが、中でもとりわけ面白く感じられた1冊。これまで人類が行った戦争で、いかに傭兵が重要な役割を果たしてきたか考えさせられた。

軍隊の兵士というと、その国の国民によって構成されているイメージがあるが、欧州及び世界的にそうなったのは19世紀以降。つまり、かなり最近の話なのである。それまでは常備軍を持たず、戦の度に人間を雇うのが主流であった。今日でいう傭兵は冒険心をくすぐられたり、戦闘を欲したりして自主的に参加するケースもある。ただ、かつては「食えないから仕方なく傭兵になる」というケースが多かった。本書ではドイツ傭兵(ランツクネヒト)スイス傭兵の例にページを割いているが、後者が興味深かった。

スイスといえば、今日では観光業が盛んで、『アルプスの少女ハイジ』を思い浮かべる方もいるだろう。しかし、狭くて農業に適さない土地なので、かつては貧しい国であった。山野で鍛えられた男たちの出稼ぎ業が傭兵だったのである(ハイジの祖父アルムおんじは元傭兵であり、父トビアスは戦死)。特に隣国フランスにとって、スイスの兵士たちは欠かせない存在であった。フランスのために300年間で50万以上のスイス兵が命を落としたと言われている。スイスは1815年以降永世中立国となっているが、その背景にはこうした軍事との深いつながりがあったから。

もう1つ、スイスとフランスの大きな結びつきがある。ルイ14世が1685年にナントの勅令を廃止したことである。これによってユグノーであった技術者や商人が国外に逃げ出し、フランスの国力が大いに衰えることになる。その中で多くの時計職人が移住したのがスイスであり、今日の発展へとつながる。

近年のアメリカに見られることだが、「仕事がない」「進学したいが学費が払えない」といった理由で軍隊を志願する若者が多い。だが、そういった人間ばかりだと軍の質は高いとはいえず、また戦死した際に世論の反発も大きい。そのため、戦闘を代行する民間会社を利用するケースが多い。このように形を変えて、傭兵というものは続いていくのだろう。 (読了日:2010年10月30日)

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