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スーザン・ドウォーキン【地球最後の日のための種子】

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スーザン・ドウォーキン【地球最後の日のための種子】 SUZAN DWORKIN
 "THE VIKING IN THE WHEAT FIELD"
 翻訳:中里京子
 単行本:256ページ 価格:1550円
 出版社:文藝春秋 初版:2010年8月26日

  評価:85点

内容(「BOOK」データベースより)
北極圏の凍土の地下にある「地球最後の日のための貯蔵庫」。それは作物の遺伝子を守り、その多様性を伝えるための施設だ。世界を駆けめぐり、あらゆる品種の種子を集めた一人の科学者。その生涯を追い、環境保護と私企業の問題、遺伝資源の保全と知的財産権の対立を描き出す科学ノンフィクション。

「人類が生き延びるために植物の多様性を守ることが必要」その理念に生涯を捧げた植物学者ベント・スコウマン(1945~2007)を中心とした話である。彼のみならず、農業の発展に取り組んだ人々の戦いの記録といっても良い。

なぜ多様性が必要なのか。例えば天候の変化に強く、栽培もしやすい品種の小麦1種類だけを育てたとしよう。もし疫病にさらされたら、全滅の危機に瀕してしまう。防ぐためには複数の種類で栽培すべきで、また疫病に強い品種を探して品種改良を行う必要がある。あるいはそれが、気温の変化に弱く、収穫量の乏しい品種かもしれない。厄介なことに疫病はずっと同じではなく、変化を起こす。従って役立つ可能性のある植物の種子は保存しておく必要がある。そのための施設が種子銀行(シードバンク)である。

地球最後の日のための貯蔵庫 スコウマンは万人が恩恵を被るシステムを構築しようとしたが、それは容易ではなかった。緑の革命や遺伝子組換えについての賛否両論、バイオテノロジーの特許に絡む企業の利権、政治・経済情勢に左右される資金援助…様々な難題が立ちふさがる。しかし地球の環境が悪化し、人口が21世紀半ばに90億人に達するとされる中で、彼の取り組みは人類を救う切り札となるだろう。また、スコウマンの活動には日本人も関わっており、特に沖縄出身の田場佑俊(すけとし)氏は長年共に働いたことが記されている。

読み物としては冒頭からグッと引き込まれるし、半分くらいまではとても興味深い。後半は内容的に読むのが辛くなってくるが、長くはないので1日で読みきれる分量。翻訳は読みやすいし、「小麦畑のバイキング」という原題より邦題の方がしっくりくる。装丁もいい。 (読了日:2010年10月17日)

「もし種が消えたら、食べ物が消える。そして君もね」 by ベント・スコウマン

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