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中野京子【名画で読み解く ハプスブルク家12の物語】

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中野京子【名画で読み解く ハプスブルク家12の物語】 新書:216ページ 価格:1029円
 出版社:光文社 初版:2008年8月12日

  評価:80点

■内容(「BOOK」データベースより)
スイスの一豪族から大出世、列強のパワーバランスによって偶然ころがりこんだ神聖ローマ帝国皇帝の地位をバネに、以後、約650年にわたり王朝として長命を保ったハプスブルク家。常にヨーロッパ史の中心に身を置きながら、歴史の荒波に翻弄され、その家系を生きる人間たちの運命は激しく揺さぶられ続けた。血の争いに明け暮れた皇帝、一途に愛を貫いた王妃、政治を顧みず錬金術にはまった王、母に見捨てられた英雄の息子、そして異国の地でギロチンにかけられた王妃―。過酷な運命と立ち向かい、また定めのまま従容と散っていったヒーロー、ヒロインたちは、どこまでも魅力的。彼らを描いた名画に寄り沿い、その波瀾万丈の物語をつむぐ。

絵画を題材として、描かれた歴史的背景について記した本。「絵画を楽しむ上で余計な情報は要らない、感性があればいい」という意見もあるが、私は情報を欲しいと思う人間である。絵には一体どういう意味があって、どこがすごいのか解説してくれた方がありがたい。美術展では、作品の横にある説明文を必ず読むタイプ。中野京子は美術の専門家というわけではないが、絵画と共につづられたハプスブルク家の歴史について、興味深く読んだ。断片的に知っていることが結びついていくことは心地良かった。

紹介された12枚の絵のうち、最も気になったのは(本の帯にもなっている)フランツ・クサーヴァー・ヴィンターハルター『エリザベート皇后』(1865)である。2009年末に国立新美術館で開催された展示でも1番人気だったこの作品。美貌で知られる彼女は身長170cm、体重50kg、ウエスト50cmという抜群のスタイルであり、会場の8割を占めた女性客からは羨望のため息が漏れていた。(それにしても世の女性というのは、王家や皇室というものになぜこうも惹かれるのだろう?)

実際に美人であったことは、残っている写真からも窺えるエリザベート。しかし彼女は幸せな人生を送ったわけではない。皇后としての才覚は持ち合わせていなかったようであり、(これは本書には記されていないが)対人関係を築くことを不得手としていた。最期はアナーキストに暗殺されてしまうのだが、その時は60歳を超えており、無茶な減量を重ねた結果美貌は失われ、ヴェールを被り顔を隠して過ごしていた…という話である。この絵をはじめ、様々な背景を知ることができて勉強になった。 (読了日:2010年9月21日)

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