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荒川弘【鋼の錬金術師】

あなたは人目のお客様です。

◆あらすじ
錬金術の才能を持ったエルリック兄弟。兄の名はエドワード(エド)、弟はアルフォンス(アル)。2人は幼い頃に病死した母親にもう1度会いたいと願い、錬金術で最大の禁忌とされる人体錬成を試みる。だが結果は失敗。代償としてエドは左足を、アルは肉体を失う。かろうじてアルの魂を鎧に定着させたエドだったが、それは右腕を犠牲とする行為だった。失った全てを取り戻す為に、2人は旅に出る。目的は錬金術師の力を増幅させる幻の道具賢者の石を探す事。右手・左足を鋼の義肢機械鎧(オートメイル)に変えたエドを、人は『鋼の錬金術師』と呼んだ。
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2001年8月より『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス社)で連載されている漫画。通称ハガレン。作者は荒川弘(あらかわ・ひろむ)という北海道出身の女性。コミックスは10巻まで刊行されていて、累計は1500万部を超えている。人気のきっかけになったのは2003年10月より1年間TBS系で放映されたアニメで、圧倒的な女性人気を得た。以来小説やゲームなど、関連作品が多数制作されている。7/23から『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』が公開されるなど、近年のアニメでは最大のヒット作品と言える。第49回(2004年)小学館漫画賞(少年向け部門)受賞。

錬金術とは、狭義としては「化学的手段を用いて卑金属(亜鉛、アルミなど)を貴金属(特に金)に変える術」である。英語で書くとAlchemyといい、その発展の過程で多くの薬品などが発見された。これが後に化学(Chemistry)へと受け継がれる。また広義としては「金属に限らず様々な物質や、人間の肉体や魂をも対象として、それらをより完全な存在に錬成する試み」を指す。魔術的要素が強く、現在でいうところの生物学や遺伝子工学を含むといえる。ハガレンがベースとしてるのは広義の方である。しかし描かれる錬金術は魔法に近いので、あまり気にしなくてもいい。

この作品の特長は、大きく2つある。1つ目は等価交換という発想。『第1話 二人の錬金術師』は「痛みを伴わない教訓には意義がない。人は何かの犠牲なしに何も得る事などできないのだから」という言葉で始まるのだが、このように「何かを得ようとするならそれと同等の代価が必要」という内容が、随所に描かれている。等価交換とは、作者が錬金術の本を読んでいて見つけた言葉らしい。この言葉は時として冷酷ともいえる結果につながるのだが、話に緊張感をもたらしていて良い。

2つ目は死生観。人間とは、命とは何なのか?例えばエドはこう語る。

水:35L 炭素:20kg アンモニア:4L 石灰:1.5kg リン:800g 塩分:250g 硝石:100g イオウ:80g フッ素:7.5g 鉄:5g ケイ素:3g その他少量の15の元素……大人1人分として計算した場合の人体の構成成分だ。今の科学ではここまで判ってるのに、実際に人体練成に成功した例は報告されていない。「足りない何か」がなんなのか…何百年も前から科学者達が研究を重ねてきて、それでも未だに解明できていない。

エルリック兄弟は当初、かなりエゴイスティックな考え方をしている。「何としてでも失われた肉体を取り戻す」その事を常に念頭に置いて行動している。しかしある登場人物は、2人にこう語る。

「錬金術とは物質の内に存在する法則と流れを知り、分解し再構築する事。この世界も法則に従って流れ、循環している。人が死ぬのもその流れのうち。流れを受け入れろ」

「生きていればいつか命は尽きて肉体は土へと還り、その上に草花を咲かせる。魂は[想い]という糧になり、周りの人々の心に行き続ける。世のあらゆる物は流れ、循環している。人の命もまたしかり」


多くの人々と知り合い、様々な出来事に直面する事で、兄弟の心に変化が生まれてくる。「元の体には戻りたいけど、自分達の為に誰かが傷つくのは嫌だ」。そして大切だと感じるものを守る為に、2人は闘っていくのである。生死という敬遠されがちなテーマを捉えようとしている姿勢を、大いに評価したい。『第5話 錬金術師の苦悩』は、考えさせられる作品。

私がこの本を読んだきっかけは、たまに観るアニメでストーリーがよく理解できなかった為。しかしコミックスを読み進めても、やっぱりわからない。というのも原作とアニメでは共通する部分も多いが、話が進むにつれて別路線へと展開していくのだ。個人的にはアクション重視のアニメより、ストーリーを大事にした原作の方がしっくりくる。連載開始時から最終回の内容を決めているせいか、話の主流がしっかりしていながら遊び心も忘れていない(作者のインタビューはこちら)。人間関係のドロドロした部分が少し足りない気がするので、今後に期待したい。好きなキャラクターはアレックス・ルイ・アームストロング少佐。仲間に持つなら、ああいう奴がいい。

鋼の錬金術師
コミックス 1~10 以下続巻 価格:各¥410 出版社:スクウェア・エニックス

何かを失わなければ、何も手に入れられない。それが等価交換の法則。

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■コメント
なー姫
- 2005/07/06 16:47
アニメを数回みました。あらすじも知らずに見ていたので、もうサッパリ。見た部分がほのぼの?している所だったから、特に疑問に思う部分はなかったけど、この男の子の弟って鎧なんだー、って思ってた(オイそうか、あの中にいるのか。。。

★シリアスな話の中にもギャグがあるのがこの漫画の特徴なのですが、数回見たくらいではなかなかわからないと思います。あと弟は魂だけしかないので、あの鎧の中身は空洞です。

ハム - 2005/07/06 22:41
これこれ~~~!! ガチャピンさんありがとうございます!なんか、この前家の旦那とアニメ好きな人が話してたのよ~ 題名がなんか難しそうでどんなアニメなの?って思ってたのよ! いや~すごい今爽快だわ。(笑) 二人ともすごい面白いって絶賛してたけど、多分テレビアニメの方を見たはず。コミックではないと思うんですよ~ でもちょっと違うなんて、これは旦那に自慢できそう、あはっ☆ でも、女の人が書いてるなんて意外ですね~ 見た感じそんな風に見えないのに・・・これも新情報として旦那に言えそうです!

★いえいえ、こちらこそコメントくださりありがとうございます。ハムさんにはこの手の記事によく書き込んでもらってますよね。ジャパニメーション好きの旦那さんならご存知かと思いましたが、期待通りでした(^^) いつか話してみたいですねぇ。 原作とアニメで共通する部分ももちろんありますが、話が進めば進むほど違ってくるようです。今度公開される映画も、完全なオリジナルです。個人的には原作の方が、大人の楽しめる内容だと思いますよ。

桃好き - 2005/07/07 0:31
うわぁ、ハガレンを描いている方って女性だったのですか・・・!私はずっと男性かと・・・。驚きです。 ハガレンはアニメも漫画も、その他関連したモノは全部集めております(笑)私も、アニメ版よりも原作の漫画の方が好きです。アクション重視も良いですが、折角アニメーションとしてやるならば、個人的には原作に忠実なモノの方が良かったです。(大分長い話になってしまいそうですが・・・。) この夏に公開されるハガレンの映画は、アニメの最終話から先の話なので、どんな結末を迎えるのかが楽しみです。 アームストロング少佐・・・いい人ですよね(笑)

★おー、桃好きさんは随分と熱心なファンなんですね。アニメの内容は作者が制作側に委ねたようですが、かなり方向性が変わりました。私にはちょっと抵抗がありますね…。 「作者へのインタビュー」のリンクを本文中に貼っておいたので、よろしかったらご覧になって下さい。

☆Alice☆ - 2005/07/07 11:30
あ~知ってる知ってる!って思ったけど実はァニメのほぅしか知りません。(何かモンスターの時も、こぅだった気がする。)全部は見てなぃですけど、倫理的問題(?)をキャラクター達の感情ゃ目線を通してそれなりに解り易く(?)扱ってぃるかな?とは思ぃました。元々【生死】なんて解り易ぃよぅで解り辛ぃのですが。個人的には、笑ぇる部分もぁったのが重くなり過ぎず、見易かったのかなぁ…と。 作者は女性だったんですねぇ。ビックリ!何か最近、女性ゥヶするマンガって多くなぃですか?ァームストロング少佐ってキラキラしてる人でしたっけ?!

★重たいテーマを扱っていても、笑える部分のあるところがこの漫画の良いところです。作者が女性という事に皆さん驚かれますね。男性名のペンネームで描いている女性って結構いますよ。サッカー漫画『シュート!』の大島司もそうでした。「女性受けする」というのが、今ヒットする漫画やアニメの条件になっていますね。アームストロング少佐はマッチョな体をしている貴族出身の男です。時々キラキラしますね。

Y氏 - 2005/07/07 18:09
リンクありがとうございました。URLの通知しなくてすみません。未だに、自宅PCの調子が悪く、最近は携帯からの投稿・コメントが多くすっかり忘れてました。本当にすみません。て、昨日コメントを携帯から打ち込んでたら、電源を押してしまい。ヽ(゜▽、゜)ノコメントがすべて消えてしまいました。そうなってしまうと、ちょっとやる気を失いますね・・・ということで、改めて、『ハガレン』大ヒットしましたよね!バイト先のコンビニでは、CS放送で、映画を推してます。ビデオ店の方でも、回転率がいいみたいですしね! Yは、まだ所々しか見ていないです。時間ができたら、ビデオ全部借りて一気に見るつもりです。

★いえいえ、結局URLはわかりましたから良かったですよ。引越しされる時は通知が大変ですね。 ハガレンのアニメも面白いと思うのですが、自分は原作が気に入ったので、恐らく観ないと思います…。
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